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【BOX】井上、拳ガードへ「7~8割の力で打つ」

スポーツ報知 8月29日(月)6時7分配信

◆プロボクシング ▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦  王者・井上尚弥―同級3位・ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(9月4日、神奈川・スカイアリーナ座間)

 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥が“改良バンデージ&セーブパンチ”で拳の負傷を防ぐ。同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジムとの3度目の防衛戦に向け28日、横浜市内の所属ジムで練習を公開。5月のV2戦で両拳を負傷したため、今回からバンデージを厚くするなどの工夫を凝らし、パンチも「7~8割の力で打つ」と拳を守る対策を明かした。

 3度目の防衛戦に臨む井上尚の表情は自信に満ちていた。この日はスパーリングは行わなかったが、父・真吾トレーナー相手のミット打ちでは入念にワンツーをチェック。「ここまでは最高のコンディションに仕上がっている」と好調ぶりをアピールした。

 5月のV2戦では両拳を負傷するアクシデントに見舞われ、世界戦5試合目にして初めてKO勝利を逃した。また負傷すれば、陣営が来年にも見据える軽量級最強のローマン・ゴンサレス(29)=ニカラグア=との夢対決に狂いが生じる。同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。

 そこで拳を守るためバンデージの巻き方を工夫した。「(今回から)専門の人に巻いてもらっている」と真吾トレーナー。拳の当たる部分のバンデージを厚くし、隙間を埋めてしっかり固定したという。井上尚も「(負担が)軽減されていると感じる」と手応えを感じている。また「7~8割の力で打つつもり。行くと決めた時は爆発力が必要だけど、拳と相談しながら」と本気を封印して試合に臨むつもりだ。

 今回は2階級上のWBO世界スーパーバンタム級8位のジェネシス・セルバニア(25)=カシミ、フィリピン=らを相手に約100回のスパーリングを消化。7~8割の力で打っても「スーパーバンタム級の選手だと我慢できている感じだったけど、同階級ならいける」(井上尚)と“怪物”ぶりをうかがわせた。

 課題に掲げるディフェンス面もパンチの打ち終わりを意識するなど強化しており、真吾トレーナーは「一発ももらわないくらいのことをやってもらいたい」とハッパをかけた。井上尚も「何もさせず自分のボクシングに引きずり込むのがテーマ。しっかり倒して勝ちたい」と2試合ぶりのKOを誓った。(三須 慶太)

最終更新:8月29日(月)6時7分

スポーツ報知