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うちの子、寝すぎ? 思春期は生理的に眠くなる傾向がある!?

ベネッセ 教育情報サイト 8/28(日) 12:00配信

「中2の息子は学校から帰ってくるといつもリビングでゴロゴロしている」「休日は部活で疲れているのはわかるけれど、勉強の途中で居眠りしている」などとお悩みの保護者のかたは少なくないようです。特に思春期の男の子にこうした傾向があるようです。寝すぎてしまうのには、何か理由があるのでしょうか。

思春期は生理的に眠気が強くなる

中学生にもなれば、小学生の頃のようにたっぷり寝なくても大丈夫だと考える保護者のかたも多いと思います。しかし、思春期は生理的に眠気が強くなる時期のようです。実際に第二次性徴が完成する前と後では、体が必要とする睡眠時間は同程度であるという研究もあります。(内山真著「今度こそ「快眠」できる12の方法」/CCCメディアハウスより)

また、この時期に必要な標準睡眠時間は、13歳で9時間15分、15歳で8時間45分という研究結果もあります。(*1)ベネッセが第一志望の高校に合格した生徒を対象に実施したアンケート(2015年)でも、7割以上の生徒が夏休みに7時間以上寝ていることがわかりました。

昔は「四当五落」といって、寝る間も惜しんで勉強して4時間の睡眠なら合格できるけれど、5時間も眠っているようでは合格できないと言われていたので、特にお子さまが高校受験を控えている場合、「こんなに寝ていて大丈夫かしら?」と心配になる保護者のかたもいるかもしれません。しかし、心身ともに成長過程であるうえ、学校や塾、部活などで忙しい中学生にとって4時間では十分な睡眠とはとうてい言えません。受験生だからといって寝る間も惜しんで勉強するのではなく、睡眠時間を十分に取ってメリハリのある生活を送ることが大切と言えます。

眠くなる思春期を乗り越えるためのポイント

夜、十分な睡眠を取っているにもかかわらず、日中眠くなる場合はどのようにすればいいのでしょうか。眠くなりがちな思春期を乗りきる3つの方法をご紹介します。

◆朝型に生活を切り替える
ベネッセが実施したアンケート調査で、夏休み中に一番勉強がはかどった時間帯として、「早朝」「午前中」という回答の合計は40%を超えました。一方、「深夜」と答えた先輩はわずか2%にすぎませんでした。頭の冴えている午前中に集中して勉強をしていた人が多かったことがわかります。

これは、夏休み中だけでなく、平日にも同様のことが言えるはずです。平日の夕方は部活で疲れてしまい宿題が手につかないという場合は、朝型に生活を切り替えてはいかがでしょうか。部活動から帰ってきたら夕食や入浴を済ませ、早めに寝るようにします。その分、朝早く起き、宿題の時間にあてることで勉強も効率的にすすめられます。

◆寝室にスマホを持ち込まない
早めに寝ているはずなのに、いつも眠そうにしている場合は、寝室でスマホなどを使っていないでしょうか。ベッドに入ってからスマホでSNSやゲームなどに熱中すると、夜更かしの原因になります。また長時間、スマホのバックライトによる光の刺激を受けると目が冴えてしまい、なかなか寝付けないことがあるので注意が必要です。寝室にスマホを持ち込まないなどのルールを決め、良質な睡眠を確保できるようアドバイスしましょう。

◆どうしても眠いときは仮眠する
どうしても眠くて勉強がはかどらないときにおすすめなのが、仮眠です。「15分程度、仮眠したほうが業務効率があがる」として、多くの企業で取り入れられています。厚生労働省が2014年3月にまとめた「健康づくりのための睡眠指針2014」(*2)でも、「午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、作業能率の改善に効果的」とされています。どうしても勉強中に居眠りしてしまう場合は、15分程度の「昼寝」を取り入れるようアドバイスしてみてはいかがでしょうか。

参考:
*1 上手な睡眠で「人間力」もアップ!? 文科省が検討
http://benesse.jp/kyouiku/201409/20140910-3.html
*2「健康づくりのための睡眠指針2014」厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000042749.html

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:8/28(日) 12:00

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