ここから本文です

用紙10枚、遺書見つかる 原因「いじめ」と記述/東北町・中1自殺

デーリー東北新聞社 8月28日(日)11時30分配信

 青森県の東北町立上北中1年の男子生徒が2学期を目前に自殺した問題で、自宅から遺書とみられる書き置きが見つかっていたことが27日、遺族への取材で分かった。遺書の中で生徒は、自ら命を絶つに至った大きな原因について「いじめ」と記し、関わったとみられる人物も名指ししていた。生徒が見つかった自宅の小屋内にもメモが残っており、いじめを苦に自殺した可能性が高くなった。

 用紙10枚にわたって、長短の文章がつづられていた。判読できない部分もあるが、「いじめがなければ“もっと”生きていたのにね、ざんねん」などと、学校でいじめに遭っていたことや加害者とする人物名を記していた。

 遺品の整理をしている際に発見した。いつ書かれたのかは不明だが、母親は「ごく最近だと思う」とした。「これを見て、怒りがこみ上げた」と言う父親は、26日に七戸署に届け出たことを明らかにした。

 両親によると、息子は「いすを蹴られたり、悪口を言われたりする」などの被害を訴え、「『死にたい』とも言うようになった」という。

 中学校や教育委員会を責め立てたいわけではない―としながらも、「学校側には『死にたい』と漏らしている、とも伝えていた。相談した時期の食い違いや対応の甘さなど、言いたいことはある」とした。

 自殺した息子に対しては「悲しい。自分なりのやり方を貫いたのかもしれないが、悔しい気持ちを抱えて死んでいったと思う」。悲痛な胸の内を吐露した。

デーリー東北新聞社

最終更新:8月28日(日)13時18分

デーリー東北新聞社