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よみがえるF-5の遺伝子 不遇の戦闘機メーカー、ノースロップ・グラマンの新たな野望

乗りものニュース 8月28日(日)10時0分配信

輸出で大成功したF-5戦闘機、その「遺伝子」を受け継ぎ

 ノースロップ・グラマン社(アメリカ)は2016年8月19日(金)、「T-Xプロトタイプ」を初めて公の場に登場させました。これをもって同社は、まもなく実施予定であるアメリカ空軍T-38練習機「タロン」の後継機選定「T-X」への採用を目指します。

【画像】F-5戦闘機とズラリ並んだその兵装

 この「T-Xプロトタイプ」のシルエットは、F-5戦闘機「フリーダムファイター」と、特に機体後部が酷似しており、明らかにF-5の“遺伝子”を受け継いでることがうかがえます。F-5は、1994(平成6)年にグラマン社を買収し「ノースロップ・グラマン」となる以前の、かつてのノースロップ社が設計した「軽量戦闘機」です。

 昨今、アメリカの戦闘機メーカーはロッキード・マーチン社のひとり勝ちであり、それにボーイング社が続くという構図。ノースロップ・グラマン社は現在、戦闘機を作っておらず、一般的な知名度はそれほど高いとはいえないかもしれません。しかしノースロップ社はかつて、「軽戦闘機市場の世界制覇」という野望を抱くほどの有力メーカーでした。

 ノースロップF-5は1950年代当時、アメリカのジェット戦闘機が“恐竜的進化”を遂げひたすら巨大化、高速化するなかにあって、あえて「コンパクトで必要最小限、安価」という逆のコンセプトを狙い、開発された格闘戦専用の軽量戦闘機でした。

 そのためアメリカ空軍には、“戦闘機としては”まったく見向きされなかったものの、輸出で非常に大きな成功をおさめます。「フリーダムファイター(自由の闘士)」の名のとおり、東西冷戦における自由主義陣営の主力戦闘機として世界中に拡散し、少し高性能化したF-5C「スコシタイガー」、大幅に高性能化したF-5E「タイガーII」を含め、実に2600機を超える生産数のほとんどすべてが外国に供与されました。アメリカ製超音速戦闘機の輸出数としては、歴代1位の記録です。

 F-5はあまりにもよくできた戦闘機だったため、アメリカ空軍はその練習機型を正式に採用。1961(昭和36)年より運用を開始します。これが前述の練習機T-38「タロン」であり、1100機以上が生産されました。

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最終更新:8月29日(月)12時43分

乗りものニュース

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