ここから本文です

謎の枠、表記… 少しずつベール脱ぐ東西の新クルーズ列車、見えてきた「こだわり」

乗りものニュース 8月28日(日)14時0分配信

くしくも同時期に“顔”が見えた東西のクルーズトレイン

 2017年春のデビューが予定されている、ふたつの新たなクルーズトレイン。その“顔”ともいうべき先頭車両がこの2016年8月、相次いで姿を現しました。JR東日本とJR西日本が、それぞれ「フラッグシップトレイン」として手掛けたこれらの列車、まだ見えてきたのはその一部ですが、すでにこれまでにない特徴が満載。

【画像】「ひかりRS」と出会う「瑞風」

 まずは、JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」。2015年3月まで大阪駅と札幌駅を一昼夜かけて結び、その豪華設備が人気を呼んだ寝台列車「トワイライトエクスプレス」の名を受け継いだこの列車は、まず今年3月に中間車5両が登場。吹田総合車両所(大阪府吹田市)へ搬入され、内装工事が順次行なわれています。そして8月15日(月)には、先頭車2両が車両メーカーから網干総合車両所宮原支所(大阪市淀川区)へ到着しました

「瑞風」の特徴は、なんといってもその先頭部。「ノスタルジック・モダン」というコンセプトのもとデザインされ、緩やかなカーブを描くこの部分は、オープンエアの展望デッキです。最後尾となる側のデッキは一部区間で開放され、乗客は去りゆく景色を五感で楽しむことができます。

 展望を売りにした列車は全国に多く存在しますが、実際に外へ出られるのは非常に少なく、2013年に登場した日本のクルーズ列車の先駆けJR九州「ななつ星in九州」でも味わえません。デッキをぐるりと取り囲む5本の手すりは、デザイナーのこだわりだそう。

 運転席は展望デッキ後方の高い位置に設けられています。かつて全国で活躍したボンネット形の特急車両、はたまた初代新幹線0系を思い起こさせるような、なんとも懐かしいスタイルです。腰部分ににあるライトも丸目で、どこか愛嬌のある表情をしています。

「瑞風」扉の横にある謎の枠 その意味は…

 JR西日本が発表している「瑞風」のイメージイラストでは、ボディカラーは“先代”「トワイライトエクスプレス」を受け継ぐ深緑色、そして前面の手すりはゴールドとなっていますが、現時点では黒いフィルムでラッピングされ、その色を目にすることは不可能。それがまた、期待を膨らませます。

 また、「瑞風」先頭車の車両形式は「キイテ87」。「キ」はディーゼルカー、「イ」は一等車、「テ」は展望車を意味しています。この「イ」「テ」という記号は、戦後しばらくたって一等車が廃止されたころからほとんど使われていませんでしたが、JR西日本では「ノスタルジック・モダン」をここでも表現するため、あえて“伝統”を引き継ぐことにしたのです。

1/3ページ

最終更新:8月28日(日)15時0分

乗りものニュース

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

暗闇で光るサメと驚くほど美しい海洋生物たち
波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。[new]