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音楽の力で自立支援 フリースペース開設へ

カナロコ by 神奈川新聞 8月28日(日)12時0分配信

 首都圏を中心に音楽教室を展開する新堀ギターアカデミー(藤沢市)傘下のNPO法人「楽友会」が、引きこもりや不登校の子どもたちのためのフリースペースを市内に開設する。音楽関連のさまざまな体験プログラムを提供。挫折や困難に直面した子どもたちが前向きに生きられるよう、音楽の持つ力を借り支援する。

 同アカデミーの音楽教室は首都圏だけで約3千人が受講。近年目立ってきたのが、音楽教室にはまじめに通ってくる一方で、在籍する小中高校は不登校状態にある子どもたちの増加だった。「これは何とかしないといけないというのが、そもそもの発端」と楽友会副理事長の落合洋司さんは振り返る。

 ふと周りを見ると、かつて不登校だった子どもが音楽で立ち直り、今では同社社員として活躍している姿があった。「精神的なプレッシャーを感じている人にとって、会話ではなく音楽でつながれる空間は居心地がいいのでは」と落合さん。音楽や楽器を媒介にコミュニケーションを図る、子どもたちの居場所づくりに着手することを決めた。

 フリースペースでは、ギターの演奏体験・指導、演奏会の鑑賞などを行う。NPO法人湘南市民メディアネットワークと連携し、映像製作のプログラムも用意する。保護者たちの交流や情報交換、相談の場となることも目指す。

 落合さんは「音楽はあくまでツール。音楽以外の分野でもまったく構わないので、将来に向かう何かをこの場でつかんでもらえたら」と話している。

 フリースペースは新堀ライブ館(同市藤沢)を会場に、来年1月から正式にスタート。平日午前10時から午後6時まで開設し、週3回利用で月額1万2千円、週5回で同2万円。9月1日から体験受け付けを始める。

 問い合わせは、楽友会事務局電話0466(24)8380。

最終更新:8月28日(日)12時0分

カナロコ by 神奈川新聞