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マイム俳優が推薦、関西の劇団壱劇屋

Lmaga.jp 8/28(日) 8:00配信

いいむろなおきオススメ、いま一番勢いのある劇団

関西を拠点に活動する劇団・役者・カンパニー・団体・演出家・脚本家は数知れず。舞台・演劇関係者が自分たちのご贔屓をプレゼンテーションする本企画。今回はマイム俳優・演出家・振付家として世界で活動する、いいむろなおきが登場。いいむろが以前より親交のある、大熊隆太郎が主宰を務める劇団壱劇屋を大プッシュする!

「5人いるマイムパートのなかでもひときわ異色の存在を放つ」と評される『ギア』での大熊

―「何より気持ち悪い動きをさせたらピカイチ」―

ダンスやマイム、アクションなどの身体表現を複雑に会話劇と融合させている劇団壱劇屋。彼らといいむろとの出会いは、「大熊君と劇団員の山本君は、実は私が主宰するマイムラボセカンドの第1期生。そのオーディションに2人して汗だくで遅刻・・・それが彼らとの最初の出会いでした」と振り返る。「当時から身体能力が高くセンスが良かったが、何より気持ち悪い動きをさせたらピカイチ」といいむろが評する大熊は、京都で無期限ロングラン公演中のノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』で、現在いいむろと同じマイムパートを演じるまでに育った。

その大熊が率いる劇団壱劇屋。いいむろは、「ベタだけどスタイリッシュ、笑えるけど物語として見応えがある。そんな彼らの一番の魅力は、やはり多彩な身体パフォーマンス。コンテンポラリーダンスを彷彿とさせる動きやパントマイムの空間固定のテクニックなどを、舞台機構や照明と見事に融合させている」と絶賛。「特に彼らの代表作『SQUARE AREA』では、徹底的に複雑な構造の振付を見事にこなしています。元々マイムやダンスのスキルが高い人ばかりではないですが、劇団員全員の団結力や一人一人の熱量が、身体表現をはじめとする作品のクオリティに説得力をもたせている」。

―「若い芽は早めに摘んでおかなければ・・・」―

そんな劇団壱劇屋がこの秋、『秋の勝手に演劇祭り』と称して2カ月連続公演を行う。9月の舞台『シャドウトラフィック』は、大熊が作・演出を務めるエンタテインメントホラー。10月には劇団員・竹村晋太朗の作・演出によるノンバーバル(無声)公演『独鬼~hitorioni~』を上演する。「どんどん作品をつくり、毎回何か挑戦しているところには本当に感心します。人気が出てくると劇団自体のファンが増え、楽屋オチや身内ウケが多くなって、初見のお客さんは疎外感を感じてしまうもの・・・。でも、そこを早い段階で会場全体を「身内」に引き込むうまさを持っている」。

あらためて、大熊と自身の違いをいいむろに尋ねると「大熊君はいい意味でお客さんを楽しませるために手段を選ばない潔さがある。例えるなら、大熊君は焼き鳥もお刺身もなんでも出す居酒屋。それに対していいむろは、焼鳥専門店」と説明し、「若い芽は早めに摘んでおかなければ・・・と言うのは冗談ですが、今、関西の若手で一番勢いがあるのは確か。褒めてばっかりで癪ですね」と笑って話す。

『シャドウトラフィック』は、9月23~25日に「ABCホール」(大阪市福島区)で、『独鬼~hitorioni~』は、10月28~31日に「シアトリカル應典院」(大阪市天王寺区)で上演。チケットはそれぞれ、一般3,600円~/3,000円~で、劇団サイトにて発売中。

最終更新:8/28(日) 8:00

Lmaga.jp