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地元米で細入元気に 農家の幸村さん飲食店開業へ

北日本新聞 8月28日(日)21時11分配信

 富山市庵谷(細入)の農業、幸村多加志(たかし)さん(34)、愛弓(あいみ)さん(30)夫婦が来年3月、近くの片掛(同)の国道41号沿いに自家栽培米を使った料理店をオープンする。加工販売で収入を安定化させて専業農家として自立し、細入地域に活気をもたらそうと準備を進める。過疎化が進む山あいの片掛地区で飲食店の新規開業は珍しく、二人は「地域の憩いの場になればうれしい」と話す。

 多加志さんは、高齢を理由に稲作をやめる人が近所で相次いだことに危機感を覚え、会社を辞職し2009年に就農した。同じく農業の経験がなかった愛弓さんとコメやネギ作りに励む。

 細入地域は全体に山がちで農業に向いた土地が少なく、専業農家として自立するだけの売り上げを確保するのは難しいという。単価や収穫量の変化に左右されるのを防ごうと、加工販売することにした。

 国道41号庵谷トンネルの南側出入り口に近いコンビニ跡地に店舗を設ける予定。海上コンテナを改造した建物に、ウッドデッキを取り付ける。おにぎりやライスバーガー、白飯の上にハンバーグと目玉焼きを載せるハワイ料理「ロコモコ」をテークアウトで提供する計画。近所の人が自家栽培の野菜を持ち寄る直売所も開きたい考えだ。

 店名は、夫婦の名字にかけた「ハッピービレッジ」(仮称)。愛弓さんは、店名の文字通り「旧細入村エリアを幸せにしたい」と意気込んでいる。

北日本新聞社

最終更新:8月28日(日)21時11分

北日本新聞