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仰天! 陸上400mリレーの記念の銀バトンがオークションに出品された!?

THE PAGE 8月29日(月)17時40分配信

 あのウサイン・ボルトの率いるジャマイカに迫り、9秒台を揃えた強豪のアメリカを下して、88年ぶりとなる陸上トラックの銀メダルをもたらしたリオ五輪の日本男子400mリレー。山縣亮太(24、セイコーホールディングス)、飯塚翔太(25、ミズノ)、 桐生祥秀(20、東洋大)、ケンブリッジ飛鳥(23、ドーム)の最速の4人が、ボルトさえ驚嘆させた素晴らしいバトン技術で2位を勝ち取ったことは記憶に新しい。

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 レースで使用されたバトンは、本来、大会本部に返還することになっているが、陸連サイドが、日本の陸上トラック競技の歴史を塗り替えたバトンを記念に残すため譲渡を打診。その記念バトンを新国立競技場に展示する、しない、など日本のメディアの話題になっていたが、実はそのバトンが、日本での展示どころか、なんとリオ五輪公式サイトでのオンラインオークションにかけられていることが判明した。

 ただ、怪しい闇オークションに出されたものではなく、リオ五輪で使用された試合球などの公式ライセンスアイテムや開会式のトーチを扱う、リオ五輪公式メモラビリアオークションで出品されたのである。

 公式オークションでは、個人が勝ち取ったメダルなどは出されておらず、主催者側が用意した公式の道具や用具が出品されている。CNNによると、このような五輪公式オークションが始まったのは、2012年のロンドン五輪からで、それらのオークションの売り上げは、リオ五輪のゲーム運営にかかった費用に使われると報じている。
 
 日本の400mリレーのバトンの入札は、8月22日から開始され、締め切りは9月8日。執筆時点では「48」の入札があり、最高値は、1160ブラジル・レアル(約3万5960円)となっている。非常に安価だ。おそらく日本のユーザーには、公式オークションが行われていることが、まだ広く知られていないので、この値段で収まっているのだろう。

 このバトンの真贋も気になる点だが、公式オークションだけに偽物が出品されないような対策も、しっかりとされている。全てのアイテムには複製が難しいホログラムとシリアル番号が貼り付けられていて、個別に識別できる仕組みになっている。五輪の公式オークション側も全アイテムのシリアル番号を控えていて、立会人のもとに収集したこと証明できるようになっていると思われる。
 
 陸連サイドが、バトンの取り扱い問題に対して煮えきれない応答を繰り返してきた理由は、おそらくこういうことで、大会本部への譲渡交渉がうまく運ばなかったのかもしれないが、すでに出品された以上、適当額で、陸連が落札するしか手がないのかもしれない。もし落札ができなかった場合は、所有者となった方から一時的に貸し出してもらう手段を模索するしかないだろう。

 それにしても、オークションの売り上げが、慈善事業などに寄与するならまだしも、大会運営費に補填されるとなると、なんともやりきれないような結末である。

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最終更新:8月29日(月)22時10分

THE PAGE