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先週末の大幅下落の反動から堅調に

ZUU online 8/29(月) 8:10配信

台風の影響で今日も雨が降っていますが、株式市場は円安を好感して堅調な展開が期待されます。「官製相場」と言われていますが、為替が大きく1ドル=100円を割り込んで円高になるというような懸念が薄れてきているので、強含みに推移して行きそうです。

GPIFの評価損が大きく取りざたされていますが、年金のような長期資金、しかも資金の流入が続いている資金であれば、まだ目先の損益がどうしたということは必要ないと思います。どうしてこれほど大騒ぎしているのか不思議でならないのです。長期投資であれば、株式投資が優位であること、そして配当利回りなどを考慮に入れれば、決して目先的にも損失を取りざたするほどのことではないということなのです。年金の損益を短期で公表することに何の意味があるのか全く理解に苦しみます。

週末の米国株は軟調となったのですが、為替が円安に振れたことから買い先行となりそうです。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も堅調となっており、戻りを試す動きになりそうです。ただ、まだまだ米国の利上げを巡って紆余曲折もありそうですし、米国の経済指標次第で為替も右往左往しそうでもあり、底堅さを確認して堅調な地合いとなるのでしょうが、上値も限られそうです。日銀の買いも市場へのインパクトがないような買い方となっており、下支えとはなるのでしょうが、上値を積極的に買い上がる材料にはならず、手掛かりに乏しい状況は変わらず堅調ながらも上値の重い展開となりそうです。

下値の節目とみられる16,200円~300円水準まで急落したことで今度は16,500円~600円水準までの戻りを試すことになりそうです。16,000円を大きく割り込むような材料もなく、逆に17,000円を超えるだけの材料もないという状況ですから、16,500円~600円水準を中心とした動きが続きそうです。

■本日の投資戦略

動きが出てくるかと期待されましたが、特に動きはなさそうです。米国では早期利上げが取りざたされていますが、米国が利上げをできるということはドル高を容認できるということであり、日本市場にとっては好感されるのではないかと思います。リスク回避の動きで円高になるかどうか、しっかりと見極める必要はありそうですが、とりあえずは先週末の大幅下落の反動から堅調となりそうです。

物色対象が素直に円安銘柄というほどには円安となっておらず、ここから円安傾向になること、そして少なくとも円高になるという懸念が薄れることが輸出銘柄などを買い上がるためには必要ということでしょう。当面は売られすぎた銘柄の修正が続きそうで、指数に影響おおきな銘柄も引き続き日銀買い期待で値持ちは良いのだと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:8/29(月) 8:10

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