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攻めの笠に逆転負け イ・ボミ“上手の手”から漏れた20勝目

日刊ゲンダイDIGITAL 8月29日(月)12時11分配信

【ニトリレディス 最終日】

 大会連覇、3戦連続優勝、ツアー最速通算20勝目を狙ったイ・ボミ(28)。飛んで曲がらない抜群の安定感もあり、首位タイ発進から逃げ切り勝利を信じて疑わなかったファンも多かったはずだ。

 ところが最終日は4バーディー、4ボギーと出入りの激しい内容で、一時トップに4選手が並ぶ混戦になった。上がり17番、18番の連続バーディーでパープレーにまとめ、1組前でプレーした笠りつ子(28)と通算7アンダーで並びプレーオフに突入。

 だが、2ホール目にバーディーを決めた笠に逆転負けを喫した。昨年のアクサレディスでもプレーオフで笠に負けている。相手が悪かったのか。

 田原紘プロがこう言う。

「プレーオフ2ホール目は同じ右ラフでもイ・ボミのほうが深くて運もなかった。しかし、いつも勝って当たり前だという周囲の目を当然気にしている。今日は勝てる、から、負けてはいけない、と追い詰められるとイ・ボミですら狙っていく場所が狭くなってしまう。小樽CCはグリーンもフェアウエーも昔から硬い。ボールを狙いどころへ置くようなゴルフをすれば、体が動かなくなりボールも曲がりだす。昨年、勝っているイメージもあって、おそらく無意識のうちにボギーをたたかない守りのゴルフになっていたのだろう。だから左ドッグレッグの18番では、いつものようなドローボールが打てずにフェアウエーをキープできなかった。それがイ・ボミの敗因でしょう」

 ホールアウト後に、「きょうは勝負できるプレーではなかった。たぶんりっちゃん(笠りつ子)のほうが優勝したい気持ちが強かった」と振り返ったが、守ってのゴルフでは勝てないわけだ。

最終更新:8月29日(月)12時11分

日刊ゲンダイDIGITAL