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<HAKUTO>月面探査ローバーの実機デザイン決定

まんたんウェブ 8月29日(月)16時5分配信

 世界初のロボット月面探査レースに挑戦する日本唯一の民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」の月面探査ローバー(車両)の最終的なフライトモデルのデザインが決まった。これまでの実験・開発をもとに、コストを抑える一方、ミッション遂行に必要なパフォーマンスとのバランスが最適になるよう多くの改良が加えられた。このデザインを基に2017年1月までに実機を製造し、2017年中に月面へ向けて打ち上げられる予定。

【写真特集】ローバーにはさまざまな工夫が

 設計では、月への打ち上げには1キロあたり約120万ドル(約1億2000万円)かかるため、従来の約7キロから約4キロにまで超小型・軽量化し、特注品ではなく民生品を活用することにより、コストを抑えた。また、過酷な宇宙空間に対応するため、「耐震設計」「熱対策」「電力」「耐放射線」の観点からさまざまな工夫をしており、「通信」でも、100パターンを超えるアンテナ位置の検証を行い、2.4ギガヘルツと900メガヘルツの二つの帯域を活用することで、通信を途切れさせない工夫がされている。

 HAKUTOが挑戦するロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE(グーグル・ルナ・エックスプライズ)」は、グーグルがスポンサーになり、Xプライズ財団によって運営されるレースで、2017年末までに「月面を500メートル移動」「月面のHD映像を地球に送信」というミッションを最初に達成した民間資本のチームに賞金が贈られる。

 同プロジェクト「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」応援のため、アンバサダーを務める人気ロックバンド「サカナクション」によるオリジナル楽曲をテーマソングとした新テレビCM「僕らはみんな宇宙兄弟だ。」編が31日から全国で放送される。

最終更新:8月29日(月)16時10分

まんたんウェブ