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迫力の組踊で圧倒 名護・辺野古七月村踊り

琉球新報 8月29日(月)10時44分配信

 【名護】名護市辺野古区の七月村踊りが8月16、18、19の3日間、辺野古交流プラザ(公民館)で行われた。区民ら100人余が出演し、受け継がれてきた舞踊などを披露して五穀豊穣(ほうじょう)に感謝の思いを込めた。


 同区の七月村踊りは3年に1回。16、18日は舞踊や狂言など20余りの演目を披露し、19日は組踊「矢蔵ヌ比屋」を上演した。区内外から多くが来場し、伝統の舞台を楽しんだ。

 舞台で踊る前には公民館前の広場で青年らが勇壮なスーマキ棒などを披露した。16、18日の舞台は「舞方」で幕開け。祝儀舞踊「長者の大主」や「松竹梅」などを披露した。狂言「二等兵物語」は日本兵の部隊が登場し隊員が隊長をからかうなどユーモアたっぷりの掛け合いで笑いと拍手に包まれた。

 19日のみ披露した組踊「矢蔵ヌ比屋」は約1時間半、登場人物15人の長編。物語は幸地の主・矢蔵ヌ比屋が天下取りの野望を抱き、津堅田ヌ按司と棚原ヌ按司を暗殺する。暗殺された按司2人の息子である山戸と虎千代が敵討ちを果たす筋立て。出演者は独特の唱えや歌三線、太鼓・鳴り物との呼吸を合わせた動きなど稽古の成果を披露した。

 辺野古区芸能保存会の宮城安秀会長、嘉陽宗克区長は「総体的に素晴らしく仕上がっている。後輩、次の世代に伝えていきたい」などと語った。

琉球新報社

最終更新:8月29日(月)10時44分

琉球新報