ここから本文です

神楽奉納 再生祈る 福島「未来の祀り」最終日

福島民報 8月29日(月)11時8分配信

 鎮魂と福島の再生を祈る「未来の祀(まつ)りふくしま2016 本祀り」は最終日の28日、福島市の福島稲荷神社で、ふくしま未来神楽第3番「天・天・天狗(てんぐ)」を上演した。
 実行委員会発起人の詩人和合亮一さん(福島市)が詠んだ詩を基に神楽をつくり上げた。舞手をはじめ口上、太鼓の演奏を担当する約30人が出演した。
 天狗は山道で迷った人を導いてくれるという言い伝えにちなみ、天狗に東日本大震災で亡くなった人の魂や心を連れてきてもらい、生者と死者の交わる機会にすることを目指した。
 和合さんらが「ほうら出て来い 隠れし人(死者)よ」などと口上を述べ、赤ら顔の天狗や舞手が踊った。子どもがふんする小天狗が相撲をイメージした踊りを披露した。
 和合さんは終了後「抱え切れない問題がなおある中で、元気になることも必要と感じて創作した。光を求める福島の皆さんの気持ちの変化を込めた」と話した。
 未来神楽に先立ち、神楽を巡るシンポジウム、福島県川俣町の山木屋太鼓「鴉」の太鼓演奏、島根県益田市の石見神楽神和会の石見神楽上演を繰り広げた。

福島民報社

最終更新:8月29日(月)11時11分

福島民報