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草津で「乳幼児の救命講習」 家庭で起こりやすい事故の予防や救命方法発信 /滋賀

みんなの経済新聞ネットワーク 8月29日(月)13時44分配信

 8月27日、山田産婦人科(草津市西渋川)で「乳幼児むけ救命講習」が開催された。(びわ湖大津経済新聞)

乳児の異物除去について

 滋賀の子育て支援サイト「ママサポしが」と山田産婦人科が共催で開催した同企画。草津西消防署の救命士を講師に招き、事故・けがの予防、早期発見と通報、心肺蘇生法、二次救命処置などの項目を、乳幼児を持つ保護者向けに開催した。

 14組19人の子どもを持つ親が参加。事故にならないための予防として日常生活の中にある、子どもにとって危険なものの再確認や、何か起こった時に救急車を呼ぶかどうかの早期判断のための知識、呼吸が止まった時の対応や手技として胸骨圧迫などの乳幼児の心肺蘇生法、二次救命処置について学んだ。参加者は人形を使っての異物除去、心肺蘇生法も体験した。

 草津市から夫婦で参加した1歳7カ月の子どもを持つ昆直喜さん・亜耶さんは「子どもに何かあった時に、母親だけではなく父親も知っておきたいと思い参加した。いろいろな症例が分かったのと、実際に人形を触って胸骨圧迫が練習できたのはとてもよかった。会社で大人用の訓練はしたことがあるが、子どもにはどうしていいか分からなかったので、よい機会になった」と話す。栗東市から参加した1歳4カ月の子どもを持つ吉川宏美さんは「全く知識がないので参加した。まだ子どもが喉に何か詰めたりけいれんをおこしたりという経験はないが、何でも口に入れる子なので不安はあった。乳児用の人形で実際に背部叩打法をした後、自分の子は手にのせられる大きさではなかったので、自分の子どもくらいの月齢の子の場合にどうしたらいいかなど、その場ですぐ質問ができてよかった。知識があることはすごく心強いと思う」と感想を明かした。

 講師で救命士の八幡貴紀さんは「子どもは家庭内での事故が多い。まずは事故が起こらないための予防的な観点がまだまだ普及しきれていないので、子どもたちが過ごす場所にどんな危険があるのか再認識を皆でしていくことが大切。こういった講習を通して目線を変える手伝いができれば」と話す。

 企画者のママサポしがの楠さんは「参加された皆さんが知識として知っていたことと、講師の先生が話す内容では違う認識のものもあった。正しい対処が改めて共有できるいい機会になれば。今後も乳幼児の救命講習は定期的に開催していくので、サイトで情報をシェックしてほしい」と話す。会場となった山田産婦人科の山田珠代さんは「お母さんだけではなくお父さんの参加も多かったのはうれしい。救急車が来るまでにできることを知っているのと知らないのでは全然違うなと改めて感じた。産婦人科として、子どもを産んだ後も育児のサポートとしてこういう企画を定期的に開催できれば」と話す。

 「幼児の救命講習」は次回10月に彦根こどもセンターで開催予定。詳細はママサポしがのウェブサイトで確認できる。 湖南広域消防局のウェブサイトでも講習会の情報がチェックできる。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:8月29日(月)13時55分

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