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中日 堂上“傷だらけ”のプロ初満塁弾

東スポWeb 8月29日(月)16時49分配信

 最下位・中日が首位・広島に逆転勝ちし、連敗を4で止めた。0―1の6回に7点を挙げたが、光ったのは堂上直倫内野手(27)の5号満塁本塁打。森野の中前2点適時打などで3点を奪って、なお二死満塁で2番手・薮田の変化球を左翼席へ突き刺した。「走者をかえそうと、強い気持ちでいった。いいところで打てたのが一番」とにっこり。終盤、赤ヘル打線に2点差まで追い上げられただけに森監督代行も「あれ(満塁弾)がなかったらすんなりいってなかったかもわからん。あそこで打てるようになったのは進歩」と褒めた。

 堂上は愛工大名電時代に注目を集め、2006年のドラフト会議では中日、阪神、巨人から1巡目指名を受けた。抽選で中日が交渉権を獲得し、入団したが、伸び悩んだ。その時の巨人の外れ1位が坂本で常に比較される苦しい立場。背番号は1年目「24」、2年目からは「1」をつけていたが、昨季から「63」に“降格”した。

 だが、くじけなかった。プロ10年目の今季は開幕直後から遊撃に固定され、26日には初めて規定打席に到達した。コンディションは決して万全ではない。10日に自打球を左のヒザとふくらはぎの間に当て、12日にも全く同じ個所に当ててしまったが「痛い」は封印。「自打球はその2回だけじゃない。堂上の体はボールのアザだらけ。正直、普通の選手なら出場できないぐらいの痛みがあると思う。おとなしい性格に見えるけど、アイツの根性はハンパない」とチーム関係者も舌を巻く。

 満塁弾はプロ初。チームが低迷する中“遅咲き男”堂上は必死のプレーを続けている。

最終更新:8月29日(月)17時2分

東スポWeb

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