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【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.33「Apocalypticaのアポクルーズ」

BARKS 9/1(木) 13:06配信

最近お天気が不安定でどんよりと曇り時々雨のことも多く、すっかり秋っぽくなってきたフィンランドです。少し前になりますが、この秋来日も決まっているチェロメタルバンドApocalyptica(アポカリュプティカ)のデビューアルバム『Plays Metallica by Four Cellos』発売20周年記念クルーズがあったので参加してきました。

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以前ヘルシンキとエストニアのタリンを往復するラジオロッククルーズについて書いたことがありますが、今回のApocalypticaクルーズはフィンランドのトゥルクとスウェーデンのストックホルム往復のクルーズでした。今回のクルーズ船はキャビン927室、乗客2800人が乗れる10階建てのBALTIC PRINCESS(バルティック・プリンセス)。19時30分トゥルク発、翌日18時5分トゥルクにもどってくるクルーズで、道中Apocalypticaのライブは2回ありました。ところでこのバンド名Apocalypticaちょっと長いので、フィンランドでは簡単にApo(アポ)と呼ばれたりもします。なので今回のクルーズもアポクルーズ!

ラジオロッククルーズは出演バンド数も多く、サイン会などもあるためゆっくり食事している時間がなかったですが、このアポクルーズはApocalypticaがメインで初日のApoライブは23時30分からということで、食事もゆっくりとることができました。ライブ前は少し早めに会場ドアの前に並び、2列目ゲット。船上とはいえ、メインステージはフィンランドのライブハウス並み。そして2階からもみれるようになっています。初日のライブは新旧取り入れてのセットリストで、3人のチェロ奏者Eicca(エイッカ)、Perttu(ペルットゥ)、Paavo(パーヴォ)だけのチェロ演奏でうっとり聴かせる曲もあれば、Mikko(ミッコ)のパワフルなドラムが加わったり、最新アルバム『Shadowmaker』とそのツアーでヴォーカル担当のFranky Perez(フランキー・ペレス)が登場し、ヴォーカルが入る曲も。Frankyは出しゃばらず控えめながらも登場するとメンバーとしっかり溶けこんでいる。個人的に大好きなのはApoを知った曲『Bittersweet』で、原曲ではHIMのVille Valo(ヴィッレ・ヴァロ)とThe Rasmus のLauri Ylönen(ラウリ・ウロネン)が歌ってますが、このライブではチェロだけのインストゥルメンタル。メランコリックで物悲しいチェロの音色が美しく聴き惚れてしまいます。曲によっては3人のチェロ奏者のうちロン毛のEiccaとPerttuはチェロ弾きながらもヘッドバン!Paavoは個性的なお色気を漂わせている。この3人のチェロ奏者とドラマーという構成、とってもユニークで独特なサウンドを作り上げています。

クルーズ船は翌朝ストックホルム到着後、トゥルクに折り返します。この日は午前中に誰でも参加できるApoクイズがありました。答えを紙に書いて提出。これが意外と難しかった。そのあと無料で参加できるBINGOがありました。Apoクイズは全問正解者はいなく、10問中9問と8問正解者、BINGOの当選者達はミート&グリート券を一人数枚もらえ、ラッキーにも知り合いがクイズでミーグリ券数枚ゲット!というわけで私もミーグリに参加できました。今回のミーグリ、数人づつ中にはいり一緒に写真も撮れ、持参したCDと用意されていたポスターにその場でサインをもらえ、話もでき、券を勝ち取る必要はありましたがこれすべて無料とはうれしい。1月の帰省中、名古屋公演に行ったことを告げるととても喜んでいました。Paavoは来日中に予定通り白馬にスキーに行ったそうであります。

アポクルーズ2日目のライブはアコースティックで途中でドラムのMikkoは登場しましたが、ヴォーカルのFrankyはお休み。デビューアルバム『Plays Metallica by Four Cellos』20周年ということもあり、このアコースティックライブではMetallicaの曲を演奏して聴かせてくれました。チェロで奏でるMetallica 、音色がとっても美しく素晴らしいです。彼らのライブに行くとけっこう年配でどう見てもメタルファンじゃないだろうって観客もいるし、クラシック好きな方や、メタルは苦手って方にも是非聴いてみてほしい。

今回のクルーズ、アポクルーズということもあり、バーのドリンクメニューに曲名が付いていたり、ショップでApocalypticaワインが売られたり、バンドグッズの中にPaavoのハンドメイドネックレスもあり、アポファンにとってはいろいろとうれしいクルーズだったかと思います。

このApocalypticaのデビューアルバム『Plays Metallica by Four Cellos』ボーナストラック入りでこの夏リマスター盤が発売になりました。来年はこのデビューアルバム20周年記念ツアーが予定されています。その前に来月VAMPS LIVE 2016のサポートアクトで今年1月に続き再来日が決まっています。9月13日、14日、16日、17日、会場はZepp Tokyo。その次こそは単独の来日実現願っています。

文:Hiro
写真:Hiromi Usenius

最終更新:9/1(木) 13:06

BARKS