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青森市の再開発商業ビル「アウガ」破綻に見る地方経済の限界

投信1 8/29(月) 12:15配信

この記事の読みどころ

 ・ 青森市を訪問する機会がありましたが、疲弊した地方都市経済を見たような気がしました。
 ・ 再開発商業ビル「アウガ」が多額の債務超過に陥って事実上の破綻となったことは、地方自治体主導の経済活性化が限界に達していると言えます。
 ・ 人口減少が続く地方都市の経済活性化は待ったなしの政策課題です。

ねぶた祭りが終わった後の青森市内は閑散とした日常

本州の最北端に位置する青森県の県庁所在地、青森市に行く機会がありました。東京から新幹線に乗って約3時間半で新青森に到着、JR在来線に乗り換えて1駅で青森駅に着きます。改札口を出て100m歩くと海(青森湾)というロケーションです。

青函連絡船が航行していた最盛期(1960年代)には、ここから多くの人々が函館に渡っていました。今は人影も疎らで、静かな観光スポットになっているようです。

筆者が訪れたのは、青森ねぶた祭りが終わった2週間後であり、人通りも少なく“宴の後の静けさ”という感じがしました。ちなみに、青森ねぶた祭りは、東北三大祭りの1つであり、毎年延べ200万人近い観光客が訪れる夏祭りです。1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。その祭りが終わった青森市は、いつもの日常に戻ったと言えるのでしょう。

青森県の人口減少率は全国第2位

既にご承知の通り、日本は人口の減少局面に入っています。特に地方における人口減少が大きく、その中でも、東北地方の人口減少が顕著です。実際、平成26年実績の人口減少率を見ると、1位:秋田県、2位:青森県、3位:高知県、4位:山形県、5位:和歌山県となっています(注:平成27年実績は未公表)。

青森駅前、及び、そこから続く商店街は、日曜日も平日も閑散としており、残念ながら活気を感じることはできませんでした。筆者はこうした地方都市に来るたびに、アベノミクスという経済政策がほとんど行き渡っていないことを実感します。筆者が見た限りでは、青森市も例外ではなさそうでした。

県庁所在地の青森市でこういう状況ですから、県内の他の都市も推して知るべしです。

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最終更新:8/29(月) 14:10

投信1

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