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神鋼商事、中国のアルミCC強化。瀋陽に新工場、蘇州も増強

鉄鋼新聞 8月29日(月)6時0分配信

 【中国・蘇州=遊佐鉄平】神鋼商事は中国でアルミコイルセンターの増強、新設を決めた。中国東北部・瀋陽にコイルセンター(CC)を新設するほか、既存の蘇州CC拠点に第2工場を設置する。神戸製鋼所が来春の量産開始を目指している自動車パネル仕上げ工場「神鋼汽車アルミ材(天津)」(KARP)に対応したもので、中国で高まる自動車用アルミ材の加工能力を大幅に引き上げる。2拠点ともに17年末までの稼働を目指しており、両工場が本格稼働すれば加工能力は約2倍の月5千トンに拡大する。

 神鋼商事の中国におけるアルミ薄板事業をめぐっては、06年に蘇州に設立したアルミCC「蘇州神商金属」が月産2500トン規模の加工能力を持ち、薄板加工事業を展開。遮熱板や熱交換器材といった自動車材やIT部材、一般材など製品を供給している。
 15年度の生産量は月1千トン程度に落ち着いていたものの、これからKARPからの母材調達が増加する計画となっており、現有能力では対応できないと判断し、能力の大幅な増強を急ピッチで検討している。新工場はユーザーへのデリバリーの観点から瀋陽に決定。さらに既存拠点でも近隣工場を取得し、新設備を導入する。
 瀋陽の新たなコイルセンターは、17年末までに量産化する計画。量産開始時の生産能力は月産2千トン程度をベースに検討中だが、ユーザーからの引き合いに対して柔軟に能力を引き上げていく考え。
 蘇州の新工場についても瀋陽拠点と同様に、17年末までの増強完了を目指す。「需要家ニーズに応えるべく材料試験設備や付加価値の高い加工ができる設備の導入も検討中」(梅森茂・蘇州神商金属総経理)とし、新たな加工への進出を視野に入れる。
 神戸製鋼は今春、自動車用アルミパネルの仕上げ拠点KARPの稼働を開始させた。現在、ユーザーへのサンプル品供給などを進めており、今秋より徐々に量産が開始される計画。この動きとも連動して、神鋼商事としても自動車用アルミ材料の需要増に対応していく考え。

最終更新:8月29日(月)6時0分

鉄鋼新聞

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