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マツダは本当に赤字覚悟で新型ロータリーエンジン搭載「RX-9」を開発するのか!?

オートックワン 8月29日(月)15時1分配信

マツダは本当にロータリーエンジン搭載モデルを開発するだろうか?

売れるか売れないかを基準とすれば、99.9%失敗だと考える。今や燃費が悪いロータリーエンジンのニーズなど無いからだ。だからこそRX-8も尻すぼみになって終わってしまった。

話題の新型ロータリー搭載モデルは2017年に!?

ましてや「800万円のロータリーエンジン搭載車」など巨額の赤字を作るのみである。

一方「ロータリーエンジンこそマツダの魂だ!」みたいに主張する強硬な右派も少なくない。社内だけでなく外野にも存在する。

だからこそ ロータリーエンジンを取り上げた記事 を書くと、少なからぬアクセス数になるのだった。

確かに自動車業界にとって「夢」や「ロマン」は重要。やがて「赤字でいいから作っちゃえ!」という流れになっていく。

マツダという会社はそういったDNAを強く持っている。

「足元の収益は悪くないけれど数年スパンで見ると“華”がない」という昨今の状況からすれば「大赤字にならないのなら宣伝費だと思って開発しよう!」と判断してもおかしくない。

果たして、マツダの顧客は赤字確実のロータリーエンジン搭載モデルを望んでいるのだろうか。

長い目で見たら好ましくない選択だと考える。高価なクルマの開発には、根本的な技術の革新が必要。今のマツダだと「中途半端でもいいや」とならない。「やるなら徹底的に!」ということになるはずだ。当然の如く開発予算もかさんでいくだろう。

RE復活を熱望するファンも800万円超えては…

結果、800万円の頒価予定が、1000万円を大きく超えることだって大いにありうる。投資した分の見返りがあるかとなれば「売れなければ意味なし!」。

御存知の通り高額車は「最初から成功する」という甘いジャンルじゃない。何世代かにわたり、少しずつ名声を高めていかなければならない。

10年間休まず改良を加えてきた日産GT-Rですら、開発したコストを回収出来ていないと言われているほど。「ロータリーエンジン復活を!」と訴える外野のファン達だって800万円超えのクルマなど買えまい。

さて。ロータリーエンジンを残しながらムダ使いにならない方法はあるか?

競技車両用として作れば良い。例えば日本で行われている『スーパーGT』なら、レギュレーションを若干変えることで参加出来る可能性大。

市販エンジンが前提となっているジャンルに出場するのなら、東京モーターショーに出展された超カッコ良い『RXヴィジョン』を燃費の良いパワーユニットとロータリーが両方載るクルマにしておき、魅力的な価格で売るという手もいい。

ロータリーエンジンはチューニングして競技に使えばいいだろう。いずれにしろ800万円超えの専用車は失敗必至の選択だと思う。

[Text:国沢光宏]

最終更新:8月29日(月)15時1分

オートックワン