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人気アニメの店舗再現「だがしかし」 岡山・瀬戸内、食品卸会社

山陽新聞デジタル 8月29日(月)9時42分配信

 駄菓子をテーマにした人気テレビアニメ「だがしかし」に登場する店舗を再現した「シカダ駄菓子 岡山店」が、食品卸会社・大町(瀬戸内市長船町東須恵)内にお目見えしている。テレビ局の協力を得た企画で、7月の開設以来、岡山県外からもファンが続々来訪。アニメゆかりの地を訪ねるツアーの新スポットになりそうだ。

 原作は、週刊少年サンデーで連載中の同名漫画。田舎の駄菓子屋を舞台に店主の息子・鹿田ココノツと、大手菓子メーカーの社長令嬢・ほたるが毎話、駄菓子を題材にストーリーを繰り広げる。駄菓子の食べ方など豆知識も話題となり、今年1~3月、TBSでテレビアニメ化された。

 木造の店の正面に掲げられた看板「シカダ 駄菓子」と紅白のひさし、玄関横のアイスケース、玩具販売機「ガチャガチャ」…。その風景は、アニメのオープニングに登場する店そのもの。うまい棒、コーラガム、ブタメンなど店内の棚に並んだ約50種類の駄菓子は、アニメの作画どおりに陳列。各話で取り上げられた駄菓子は「第○話で登場」と、案内を添えている。

 「もんじゃ焼きができるテーブルなど可能な限り似通ったものを、ネットや知人、廃材業者らから取り寄せた。妥協はしていません」と、安達勇治常務は高い完成度に自信をのぞかせる。

 店を運営する大町は、全国の駄菓子メーカーなどでつくる任意団体の事務局を務めており、駄菓子を広める拠点にしたいと、TBSに打診。快諾を得て、店の見取り図や陳列した駄菓子のレイアウトを記した図面などをもとに、同社内の駄菓子売り場の一角に約1カ月半かけて完成させた。

 外観は2階建てだが、簡易なつくりのため、1階の売り場(広さ約27平方メートル)のみ公開。テレビアニメの公式ツイッターでも紹介され、ネット上で話題になった。来場者の年代、性別は幅広く、ヒロイン・ほたるのパネルと一緒に記念写真を撮る姿を見かけるという。

 アニメファンでなくとも、店内に並んだ駄菓子は大人にとって、子どものころ親しんだ懐かしい味や思い出がよみがえる。店を訪れた瀬戸内市の30代の男性会社員は「昔よく食べた駄菓子やおもちゃに、心が震えた。全種類買って帰りたい」と話していた。

 岡山店は、来年7月末までの暫定店舗。問い合わせは大町(0869(26)6580)。

最終更新:8月29日(月)9時48分

山陽新聞デジタル