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復調気配の松坂大輔に見る“変化” 今季中の1軍登板はあるか

Full-Count 8/29(月) 10:45配信

103日ぶりの実戦マウンドで見せた変化、「平成の怪物」復活なるか

 8月25日、木曜日。ソフトバンクがファームの本拠を置く「HAWKS ベースボールパーク筑後」のメーンスタジアム「タマホームスタジアム筑後」のマウンドに、背番号18が立った。松坂大輔。右手の違和感、腰の張りでリハビリを続けていた「平成の怪物」が実戦のマウンドに戻ってきた。

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 ウエスタン・リーグの広島戦。2回途中9失点と大炎上した5月14日の同じカード以来、103日ぶりとなる実戦登板で、明らかな変わり身を見せた。

 投球内容を振り返ってみる。6回のマウンドに上がると、まず土生と対戦。初球は141キロの真っすぐでボール。2球目140キロ、3球目140キロ、4球目141キロ。そして、5球目はこの日最速の144キロの真っすぐで中飛に打ち取った。

 次打者の桑原は5球目の125キロのスライダーで三ゴロ。セットポジションに変えて投げた白浜は初球の141キロで中飛に打ち取った。わずか11球で三者凡退。約3か月前は130キロ台後半が中心だった真っすぐが、この日はほぼ140キロを超えていた。

 何より見えたのはフォームの変化だった。以前は、踏みだし足が着地する前に右腕が上がってしまい、投げる際にはヒジが下がって、体が横振りになっていたが、この日は下半身主導で、ヒジが上がるようになっていた。

向上する球速、28日の3軍交流戦でも好投

 久々の実戦ということもあってか、まだ探りながらの投球という印象を受けた。全力投球ではなく、7、8割の力の入れ具合。松坂自身も「今日は力を入れて投げたという感じはなかった。今日くらいの力の入れ具合で140キロ台中盤が出た。力を入れてもう少し出るようになればいいなと」と話していたという。それでいて、球速が140キロ台中盤をマークしたということは、フォームの修正がいい方向へと向かっていることの証しである。

 そして28日には3軍交流試合の香川オリーブガイナーズ戦(タマスタ筑後)で先発。3イニングを投げ、1安打4奪三振で無失点。最速はMLBから国内復帰後で最速となる147キロ。ストレートは常時145キロ前後をマークしたといい、また1歩、ステップを踏んだ。

 右肩の手術を受けたのは昨年8月18日のこと。そこから、まだ1年あまりしか経過していない。投手の命である右肩にメスを入れたのだから、時間がかかるのは至極当然のこと。1年を経過し、ようやく本格的に状態が上向いていく時期が来たということか。

 今季も残り30試合切った。1軍は日本ハムとのマッチレースとなり、熾烈な首位争いを戦っている。果たして、今季中に1軍のマウンドに立つ松坂大輔の姿を見ることは出来るだろうか。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:8/29(月) 11:59

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