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ハンマー投げ元五輪選手・室伏由佳さん、嬉野市で特別授業

佐賀新聞 8/29(月) 11:22配信

夢へ厳しい指導大切に

 ハンマー投げの元五輪選手・室伏由佳さんが子どもたちに夢について語る特別授業が26日、嬉野市内であった。轟小と久間小の5年生が、室伏さんの体験を聞いたり一緒にレクリエーションを楽しんだりして、それぞれの夢に向かう気持ちを新たにしていた。

 このうち久間小では28人が受講した。室伏さんは五輪を目指したきっかけに、ハンマー投げで「アジアの鉄人」と呼ばれた父・重信さんの存在を挙げた。一方で「(娘だからと)周りの期待が大きく、やりにくかった。だから試合で緊張して失敗しても人のせいにしていた」と振り返った。

 重信さんの助言を無視して記録が伸び悩み、「周りから『それでいいの?』と言われて考えを改めた。父にもう一度基礎から教わったら日本記録が出た」と話し、「それから失敗も人のせいにしなくなった」と転機を紹介。「自分のことをよく分かってくれて、厳しく指導してくれる仲間や家族を大事にして」と、夢に向かう心構えを助言した。

 受講した光武楓君(10)は、室伏さんが腰痛にも負けず引退まで努力を続けたことに「すごいと思った」と話し、「自分も努力を続けて料理人になりたい」と目を輝かせた。

 授業は、日本サッカー協会が青少年育成を目的に展開する社会貢献事業「JFAこころのプロジェクト」の一環。嬉野市では初めて開かれた。

最終更新:8/29(月) 11:22

佐賀新聞