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視覚障害者らが華麗な演技 横浜で社交ダンスの選手権

カナロコ by 神奈川新聞 8月29日(月)8時0分配信

 全国の視覚障害者が華麗な社交ダンスを披露する第11回全日本ブラインドダンス選手権大会(日本ダンス議会主催)が28日、横浜市旭区の神奈川県ライトセンターで開かれた。視覚障害者と晴眼者のペア30組、視覚障害者同士のペア3組が出場。晴眼者同士のペアと変わらぬ見事な演技を見せ、観客を沸かせた。

 ブラインドダンスの競技会は、一般の競技会と同じルールで行うが、審査対象が視覚障害者になる。今大会は計24カテゴリーで競技が行われ、会場には全国から選手、支援者ら約350人が集まった。

 視覚障害者同士のペアでは、対戦相手の欠場もあり、窪田五夫さん(80)=逗子市、永戸博子さん(76)=横須賀市=のペアがワルツ、タンゴなど4カテゴリーで優勝した。

 窪田さんは6歳で失明、永戸さんは生まれつき全盲だが、それぞれ46歳、52歳でダンスを始めた。ペアを組んで2年目になる。同じフロアで他のペアと一緒に踊るため、完全な全盲同士でペアを組むのは難しいが、2人は明るさを感じて人の気配が分かるため、ペアを組めたという。最も重い障害のペアで栄冠を勝ち取った。

 窪田さんは「いい音楽、リズムに乗れば、本当に楽しく気持ち良い」とダンスの魅力を語る。「音感、リズム感が重要なので、視覚障害者も楽しめる。ブラインドダンスを仲間に広めたい」と笑顔を見せていた。

最終更新:8月29日(月)8時0分

カナロコ by 神奈川新聞