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軍艦島のような強制労働の現場に犠牲者を記憶するシンボル「平和の踏み石」設置

ハンギョレ新聞 8月29日(月)11時57分配信

社団法人「平和の踏み石」とNPO「東アジア市民ネットワーク」 8月、北海道を皮切りに日本各地へ

 韓国と日本の民間団体が手を取り合い、日本全域で日帝強制占領期の強制徴用の犠牲者を記憶し追悼するためのシンボルの設置に取り組み始めた。

 社団法人「平和の踏み石」は先月21~22日、日本の民間団体「東アジア市民ネットワーク」と共に北海道の朝鮮人強制労働の現場3カ所に追悼のシンボルである「平和の踏み石」を設置したと28日伝えた。横45センチ、縦35センチ大の銅板で作られた平和の踏み石には、犠牲者の名前と年齢、出身地、死亡年月日が韓国語と日本語で書かれている。

 両団体は21日、1935~1945年に朱鞠内地域のダムや鉄道の建設に強制徴用された犠牲者を追悼するために、近くの光顕寺の寺院に平和の踏み石を設置し追悼儀式を行った。この平和の踏み石には、朝鮮人犠牲者だけでなく、日本人犠牲者の事実も記録した。国家と民族を越え、強制徴用の犠牲自体を記憶するという趣旨だ。両団体は1997年から強制徴用犠牲者の遺骨発掘などを共同で進めてきた。22日には北海道中部の美唄市東明の常光寺と札幌の本願寺別院に平和の踏み石を設置した。北海道北部の浅茅野にある日本陸軍飛行場跡地にも設置しようとしたが、日本列島を襲った台風で山崩れが発生し道が遮断されたためキャンセルとなった。

 ソウル市鍾路(チョンノ)区中学(チュンハク)洞の旧日本大使館前に設置された「平和の少女像」を制作した作家のキム・ソギョン、キム・ウンソン氏が平和の踏み石の製作にも参加した。社団法人「平和の踏み石」は、これからも韓国の犠牲者の故郷や日本の強制労働の現場のいたるところに平和の踏み石を設置する活動を続ける予定だ。

 「平和の踏み石」のチョン・ビョンホ代表(漢陽大学文化人類学科教授)は「強制労働の犠牲者について、民族単位で巨大に話したり数字だけで取り上げられたが、いまは日常的に体感しがたい」とし、「平和の踏み石を通じ、この場で暗い歴史と犠牲があったということを理解し、そこから反省や謝罪や和解を始めることができる」と話した。

パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:8月29日(月)11時57分

ハンギョレ新聞