ここから本文です

甘く見ると危険な「紫外線」…沖縄は北海道の2倍! 眼病・やけどに注意

沖縄タイムス 8月29日(月)7時0分配信

 夏終盤だが、まだまだ真夏日が続く沖縄。紫外線(UV)量は北海道の2倍ともいわれ、対策を怠るとやけどや眼病を引き起こすこともある。専門家は「日陰にいるから大丈夫というものではない」と指摘。UVを甘く見ず、肌や目を守るよう呼び掛けている。(学芸部・榮門琴音)

この記事の他の写真・図を見る

 太陽が高ければ高いほど多くなるUV量。朝より昼、冬より夏、緯度の高い北海道より低い沖縄の方が多い。雲の量や空気中の不純粒子にも影響され、台風一過で不純粒子が取り除かれた状態になる時も多くなるという。

 気象庁が毎日発表するUV観測値によると、24日正午の北海道は6・8で「強い」だったが、沖縄は10・8で最高分類の「極端に強い」に迫る「非常に強い」。沖縄気象台観測課の寄合一男さんは「沖縄のUV量は北海道の2倍程度ある」と説明する。

 対策を怠るとやけどを引き起こすこともある。県薬務疾病対策課の集計(6月1日~8月20日現在)によると、県内の定点医療機関23カ所で熱中症と診断された患者949人のうち61人にやけどが見られ、深さが皮下組織まで及ぶ重症度3も1人いた。

 UVに長く当たると、日焼けして疲れやすくなり、気温の高さが加わると抵抗力も弱まって熱中症につながりやすいという。日焼け止めや長袖の着用、帽子をかぶるなど肌を守る対策に加え、サングラスを着用して目を守る対策も必要だ。

 寄合さんは「特に海のレジャーは、海面からも砂浜からもUVが反射するので注意が必要。パラソルをして日陰にいるからといって油断はできない」と指摘。気象庁のホームページではUV量を公表しており、UVが強い時間帯の外出を控えるなどの対策も勧めている。

■サングラス「UV400」お勧め

 紫外線(UV)対策で意外と怠りがちなのが目。沖縄の強いUVは、眼病の原因になることもある。目への影響と対策を外間眼科医院(那覇市)の院長、外間英之医師に聞いた。

◇ ◇

 目は肌と違って表面に皮膚の色素がないため、影響を受けやすい。多いのはUVで黒目が傷つき炎症を起こす電気性眼炎(雪目)。黒目に白い膜がかぶさってくる翼状片(よくじょうへん)は北海道より沖縄に患者が多い。水晶体が濁る白内障の20%はUVが原因といわれている。

 目を守るにはサングラスが効果的だが、レンズの色の濃淡ではなく、UVカット効果のある材質で選ぶ。表示にある「UVカット率」だと99%など高い数値、「UV透過率」だと5%など低い数値。400ナノメートル以下の波長のUVをカットする「UV400」は効果が高い。

 眼鏡やコンタクトレンズにもUVカット加工のものがあるので、購入時に確認するとよい。UVカット効果のある眼鏡やサングラスに、帽子や日傘も併せるとより効果がある。肌と同じように目にも気を付けてほしい。

最終更新:8月29日(月)7時0分

沖縄タイムス