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自衛隊、離島奪還をテーマに実弾訓練 「富士総合火力演習」公開

沖縄タイムス 8月29日(月)5時0分配信

 【静岡】陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」が28日、静岡県の東富士演習場であり、一般公開された。敵に占拠された離島を奪還するとの想定で演習が実施されるのは本年度で5回目。約2万7千人が来場した。

 地上の演習場を洋上に見立て、接近する敵を島に配備された沿岸監視部隊や海上自衛隊のP3C哨戒機などが情報収集し、航空自衛隊のF2戦闘機や地対艦ミサイルなどが攻撃したものの一部が上陸したと仮定。日本本土から陸海空3自衛隊が部隊を展開し、奪回するまでの様子が示された。演習では島民の存在は想定されていないため、国民保護法に基づく住民避難などはなかった。

 防衛省は、情報収集に当たる沿岸監視部隊を3月に与那国島に発足させた。宮古島や石垣島には、初動に当たる陸上自衛隊警備部隊と、島への侵攻を防ぐための地対艦ミサイル(SSM)、地対空ミサイル(SAM)部隊の配備を計画している。

 演習には自衛隊約2400人、戦車や装甲車約80台、航空機約20機が参加した。使用された弾薬は約36トン(3億9千万円相当)だった。

最終更新:8月29日(月)5時0分

沖縄タイムス