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芳香蒸留水を商品化 立山山麓間伐材で滑川の会社

北日本新聞 8月29日(月)22時40分配信

 立山山麓の樹木を主原料にエッセンシャルオイル(精油)を生産しているプロジェクトデザイン(滑川市)は今秋、抽出過程で発生する蒸留水を「フローラルウオーター(芳香蒸留水)」として発売する。精油の成分や香りが溶け込んでおり、濃度調整をすることなくそのまま化粧水や部屋に噴霧するスプレーとして利用してもらう。

 プロジェクトデザインは立山山麓森林組合と提携し、間伐材を有効活用。アロマセレクト事業部が同組合上市支所(上市町湯上野)内の工場で開発に取り組み、タテヤマスギ、ヒノキなどから抽出した8種類の精油を商品化した。森の恵みを生かした癒やしの香りは、徐々にファンを増やしている。

 抽出は地下水を使った「水蒸気蒸留法」で行う。粉砕した枝葉に高温の蒸気を当て、通過した蒸気を冷却。発生する液体の中で精油の割合は1%以下で、残りは蒸留水となる。抽出に使った枝葉や蒸留水を見てもらう工場見学ツアーを行っており、参加者の要望を踏まえてフローラルウオーターの製品化を決めた。

 第1弾は落葉低木のクロモジで、リラックス効果があるとされる成分「リナロール」を含む。細菌検査で肌に触れても問題がないことを確認した。内容量は200ミリリットル、価格は2千円程度で検討中。担当する坂本龍生さんは「精油に比べ、幅広い用途に使いやすい。今後も新しい香りを打ち出していきたい」と話す。

北日本新聞社

最終更新:8月29日(月)22時40分

北日本新聞