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雨の中八咫の火祭り

紀伊民報 8月29日(月)16時34分配信

 和歌山県田辺市本宮町で27日、「八咫(やた)の火祭り」(実行委員会主催)が開かれた。雨の影響で会場を熊野本宮大社の旧社地大斎原(おおゆのはら)から世界遺産熊野本宮館に急きょ変更。平安衣装を着た女性たちが熊野本宮館前でろうそくを持ち、八咫烏(やたがらす)があしらわれた「炎の神輿(みこし)」や山伏姿の参加者らを迎えた。

 1999年度の南紀熊野体験博をきっかけに始まった催し。古代、奥深い熊野の山で迷った神武天皇を神の使いである「八咫烏」が導いたという言い伝えにならい「導きの祭り」として開いている。

 時代行列は例年、本宮大社を出発した炎の神輿のほか、平安衣装や山伏姿の参加者らが大斎原までの参道をゆっくり歩くが、今年は大社すぐ近くの熊野本宮館までに短縮した。

 熊野本宮館では「奥熊野太鼓」の演奏や新宮市熊野川町出身のシンガー・ソングライター、丸石輝正さんによる歌の披露があったほか、来場者も「熊野八咫踊り」を踊って会場を盛り上げた。最後に打ち上げ花火があり、本宮の夜空を焦がした。

最終更新:8月29日(月)16時34分

紀伊民報