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ヘッドハンターによる途方もない高額オファー、賃金格差の一因か

Bloomberg 8月29日(月)14時36分配信

ヘッドハンターが次にあなたに連絡してくるときに、押さえておきたいことがある。

米国で最も稼ぎの良い上位1%の層の賃金が賃金全体に占める割合は、1970年代以降ほぼ2倍に拡大した。イタリアのミラノにあるボッコーニ大学の研究者アレクセイ・ゴルン氏はこれについて、プロフェッショナルを扱う人材派遣会社が同時に増えたことと関係がある可能性を示唆した。

スイスのジュネーブで先週開催された欧州経済学会の会合に提出した論文でゴルン氏は、最も稼ぎの良い人たちの賃金の伸びの少なくとも40%はヘッドハンターが要因の可能性があるとの主張を展開した。一部のヘッドハンターは優良企業で働く高度なスキルを持った人材に対し、それほど能力のない人たちが決して見ることのないような額の給料と特権的な条件をオファーしているという。

ゴルン氏は電話インタビューで、「ヘッドハンティング会社は膨大な候補者のデータベースを持っているため、審査・選別により優れている」と指摘。通常は積極的に転職先を探していない人にヘッドハンターがアプローチできるということが、労働市場の摩擦減少やより効率的なマッチング、高賃金につながると述べた。

原題:Headhunters Blamed for Wage Inequality in Study of Top Earners(抜粋)

Carolynn Look

最終更新:8月29日(月)14時36分

Bloomberg