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【カナダ女子オープン】上原彩子が史上4人目快挙「1大会2つホールインワン」

東スポWeb 8月30日(火)5時57分配信

【カナダ・カルガリー28日(日本時間29日)発】米女子ツアー「カナダ女子オープン」(プリディスグリーンズGC=パー72)最終日、上原彩子(32=モスバーガー)が8番パー3でホールインワンを達成した。上原は前日の11番ホールでもホールインワンをしており、同一大会で2度の“エース”はツアー史上4度目の快挙だ。この日は4番パー4でもイーグルを奪うなど67で回り、通算12アンダーまでスコアを伸ばし、27位から10位へと順位を上げて4日間の戦いを終えた。23アンダーのアリヤ・ジュタヌガン(20=タイ)が今季5勝目を挙げた。

「入れ!」

 8番パー3。164ヤードを7番アイアンで打った上原は会心の手応えに、思わず叫んだ。

 カップインの瞬間は「何となく見えたかな…でも『入れ』と言ったタイミングで大歓声が起きたので、入ったのがわかりました」(上原)。

 前日にも11番パー3で、158ヤードをロフト31度のハイブリッド(ユーティリティー)で直接入れるホールインワンを決めている。

 同一大会で2度のホールインワンは米女子ツアー史上4人目の快挙だ。この大偉業にツアーの公式ツイッターも思わず「信じられない! Ayaka Ueharaが2日連続のホールインワン」と名前を誤植した記事を投稿。直後に「あまりに興奮していて『Ayako』のスペルを間違えてしまった!」と“おわび記事”を載せるほどだった。

 そして快挙はこのホールだけではなかった。この日は4番パー4でも、2打目を27度のハイブリッドで「イメージ通りの球が打てたら、入ってくれた」(上原)イーグルをマークした。

 この日のラウンドを「ピンがタフな場所に切られていることが多かった」と振り返ったが、4日間通算のフェアウエーキープ率87・5%。2日目と3日目は一度もフェアウエーを外さなかった無類の正確さを誇るショットで、最終日だけで2度も直接放り込んでいれば、厳しいピン位置など関係なかった。

 今大会で上原は初日にも12番パー5でイーグルを決めており、4日間で4イーグルの離れ業。「それが一番うれしい」とサラリといってのける。

 今季は開幕から5戦連続予選落ちと苦しんだ時期もあったが、オフから取り組んできた「無駄な動きを省いてシンプルに」をテーマにしたスイング改造が徐々に成果を出し、6月の「アーカンソー選手権」では初日に大会記録に並ぶ「62」をマーク。そして今大会の2日連続ホールインワンなど、結果に結びつくようになってきた。

 沖縄・那覇の出身。姉の千葉ちはるさんがトライアスロン選手だったこともあって、正月には家族総出のリレーで、沖縄本島を縦断するのが恒例行事。上原自身も、日々のホールアウト後にトレーニングとクールダウンを兼ねたランニングを欠かさない“肉体派”だ。

 2002年の釜山アジア大会には、2学年下の宮里藍(31=サントリー)と横峯さくら(30=エプソン)とのトリオで出場。後に日本女子ゴルフの歴史を変えるスーパースター2人の良きお姉さんとしてチームをまとめて団体銀メダルを獲得。藍が個人戦で金メダルを獲得した表彰式では、横峯と2人で大声で「君が代」を歌い、藍を祝福した。

 日本ツアーでは通算3勝を挙げているものの、米ツアーでは14年「ミズノ・クラシック」でプレーオフに1打届かなかった4位が最高成績。ホールインワンは、この日で日米通算7度目となったが、そろそろ初勝利の快挙を手にしたいところだ。

最終更新:8月30日(火)5時57分

東スポWeb