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先進技術のハイプサイクル2016年版、APACフィンテック投資額、ほか

アスキー 8月30日(火)7時0分配信

IT業界関連の調査データを「3行まとめ」でざっくり読む。今回は先進技術のハイプサイクル最新版、APACのフィンテック投資額、アプリエコノミーにおける民間/公共セクター間の協業、ほかについて。
 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、調査会社などが先週1週間に発表したIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてざっくりお伝えしています。
 
■[市場]先進技術のハイプサイクル、2016年版(8/25、ガートナー ジャパン)
・機械学習やブロックチェーンは「過度な期待のピーク期」にある
・拡張現実(AR)は「幻滅期」だが、仮想現実(VR)はすでに「啓蒙活動期」
・「黎明期」技術としてはIoTプラットフォーム、ドローン、会話型UIなど
 
 先進技術に対する社会の期待度の変遷を示すハイプサイクル。過度な期待にあるものはやがて(必ず)幻滅期に入るのだが、それはその技術に価値がないという意味ではない。また、技術ごとに「主流の採用までに要する年数」も示されているので、先進技術の検討や採用のタイミングを図るうえで有益。
 

■[市場]アジア太平洋地域のフィンテック投資額は昨年比倍増へ(8/26、アクセンチュア)
・APACにおける2016年上半期(7月末まで)のフィンテック投資は96億2000万ドル
・7月末時点で、すでに昨年1年間の42億6000万ドルを2倍以上上回る
・うち中国+香港が90億1300万ドルと、APAC投資額全体の約9割を占める
 
 「中国では、スタートアップよりも老舗の金融機関が先進的なフィンテック活用に取り組んでいる」とアクセンチュア。これが投資額において他国との大きな違いを生んでいるもよう。なお日本の2016年上半期投資額は6800億ドルとのこと。
 
■[ユーザー動向]スタートアップ/民間/公共セクター間の協業について(8/22、CA Technologies)
・“アプリケーションエコノミー”におけるスタートアップ/民間/公共セクター間の協業を調査
・APACでは広範囲に公共/民間セクターの協業が浸透している
・政府回答者の74%以上が「アプリケーションエコノミーの成長促進にはスタートアップが不可欠で重要な存在」
 
 アプリケーションエコノミー≒デジタル変革に向けた民間/公共の協業がどこまで進んでいるかをグローバル調査。アプリケーションエコノミーエコシステムにおける重要なプレイヤーとして政府/自治体を挙げている点に注目したい。
 
■[セキュリティ](8/22、EMC RSA)
・モバイルコマース、モバイルバンキングで不正行為をしようとする攻撃者
・2015年、「不正行為の試み」の61%はモバイルデバイスから行われた
・2013~2015年のモバイルによる不正行為の増加率は173%
 
 2016年のサイバー脅威動向に関して、特に顕著な動きが見られる5領域について概説。目新しいものではないが、上述した「モバイルのターゲット化」のほか「急増するランサムウェア」「サービスとしてのサイバー犯罪/詐欺」「偽造カード犯罪」「IoTのプライバシー問題」を取り上げている。
 
文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

最終更新:8月30日(火)7時0分

アスキー