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イランにもいるギャル系・おしゃれ女子 肌の露出・体のライン、破ればむち打ち…風紀警察と駆け引き

withnews 8月31日(水)7時0分配信

 イラン女性のファッションというと、多くの人が全身黒ずくめ、髪の毛をスカーフで覆った姿を思い浮かべるのではないでしょうか。少なくとも首都テヘランでは、むしろ少数派なんです。

【画像】イランのギャルたち、金髪にレギンス…わりと自由なストリートファッション

黒ずくめは「公式」

 イランではイスラムの教えにもとづき、肌の露出はNG。男性も半ズボンは禁止です。女性は髪の毛を隠すこと、体の線を出さないことが法律で決まっています。破れば犯罪。むち打ちの刑を科されることもあると言います。

 この決まりに則した、頭から一枚の布で全身をすっぽりと覆う服は、「チャドル」といいます。ただ、これは公式な格好。日本でたとえればスーツやタキシードを着るようなものです。

 私たちが目にするイラン女性は、政治家を筆頭に、公人であることがほとんど。ゆえにチャドルの印象がどうしても強くなります。

 法律に、服の色や形に関する規定はありません。多くの女性が、限られた範囲ではありますが、おしゃれを楽しんでいます。

 統計はありませんが、イランに住んで4年目になる私の独断と偏見で言うと、首都テヘランでチャドルを着ている女性は、多く見積もっても半数以下。街を行く女性のほとんどが、衣服に様々な工夫をこらしています。

 地方ではより保守的になり、チャドルを着る人の割合が増えます。ただ、南部はチャドルと言ってもカラフルなものが増えるなど、地域差が大きい印象です。

ベーシック系

 では、イランの女性たちはどんな格好をしているのか。ファッションチェックをしてみました。

 街で見かけた、きわめて標準的な「テヘラン女子」。スカーフをゆるめにかぶり、前髪を露出。服は地味目ながらも差し色を入れ、足首を出しています。足の細さは服の上からもはっきりわかりますが、全体として上品な雰囲気にまとめています。

 イランには、「首元(胸元)は露出させない」「ヒップラインを出さない」という不文律があります。スカーフは髪の毛だけでなく、首を隠すという機能も担っています。また、必ず腰の部分を覆うコートのようなものを着なければなりません。ただ、そこさえ守れば、割と何でもOKのようです。

 イランと対立するイスラエルのネタニヤフ首相はかつて「イランではジーンズをはけない」と発言し、ソーシャルメディアでイラン人から猛ツッコミを受けたことがあります。ジーンズをはけば体の線が出るのは避けられませんが、尻さえコートで覆っておけば大丈夫なようで、多くの人が着ています。

 中には目を引くブロンドの人もいます。イラン人はもともと黒髪で、金髪の人はほとんどが美容院などで染めています。老若を問わず、金髪や茶髪にする人は多いようです。ハリウッド女優へのあこがれを言う人もいます。

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最終更新:8月31日(水)7時0分

withnews