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<1面コラム>歴史資産を生かし、地域活性化を

伊豆新聞 8月30日(火)14時28分配信

 1979(昭和54)年は、伊豆にとって特別な年であった。源頼朝を主人公としたNHK大河ドラマ「草燃える」が放送され、伊豆が一躍脚光を浴びた

 ▼頼朝ゆかりの史跡には「草燃える舞台の地」といったのぼりが林立し、多くの観光客でにぎわった。その恩恵で、伊豆の国市の韮山反射炉の入場者は、世界遺産登録まで過去10年間は年間10万人前後だが、その年43万人を記録している

 ▼頼朝ゆかりの全国13市町などでつくる源頼朝観光推進協議会が発行するパンフレットを見ると、頼朝ゆかりの史跡26カ所のうち17カ所が伊豆半島。挙兵までの20年間を伊豆で過ごしたため、若き日の足跡が多い

 ▼配流された蛭ケ島をはじめ、八重姫と忍び会った音無神社、政子と忍び会った伊豆山神社、源氏再興を祈願した三嶋大社、文覚上人と源氏再興を密談した高源寺など、伊豆抜きに頼朝は語れない。伊豆は関連する曽我物語の舞台でもある

 ▼今夏、頼朝ゆかりの都市の議員有志でつくる「源頼朝観光推進議員連盟」が発足した。協議会と連携し、頼朝に関連する歴史資産を活用した観光事業を推進する。昨今は「歴女」などの言葉も生まれ、静かな歴史ブーム。伊豆の歴史資産を積極的に活用したい。

最終更新:8月30日(火)14時28分

伊豆新聞