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【オーストラリア】潜水艦情報流出の仏社、豪紙に報道中止要求

NNA 8月30日(火)8時30分配信

 オーストラリアの新型潜水艦の共同開発を受注したフランス政府系造船会社DCNSがインド海軍に納入した潜水艦の機密情報が大量に漏えいしていた問題を全国紙オーストラリアンが報じたことを受け、同社はニューサウスウェールズ(NSW)州最高裁判所に対し、機密情報に基づいたさらなる報道の差し止めを求める考えだ。29日付同紙が伝えた。
 24日付オーストラリアンが報じたところによると、漏えいしたのは、DCNSがインド海軍に納入したスコルペヌ(Scorpene)型潜水艦の機密情報。2万2,400ページから成り、海中や海上向けセンサーや、戦闘運営、魚雷発射、通信、航法などの機密情報が含まれていた。
 データは2011年にインド海軍に対してフランス語で書かれた機密資料で、DCNSの下請け業務を行っていたフランス海軍関係者が、同年に東南アジアの関連企業に持ち出したとみられている。その後、資料を入手した企業が普通郵便でオーストラリアに送っており、これをオーストラリアン紙が入手した。同紙によれば、情報がほかに誰に渡ったのか分からないとしている。機密資料はインドの仮想敵国であるパキスタンや中国が入手した可能性もあるという。
 DCNSの同型艦は、マレーシア海軍やチリ海軍のほか、2018年からはブラジル海軍が運用を始めることから、これらの国に影響が及ぶとみられる。
 DCNSの弁護士はオーストラリアンに対し、同社が29日にもNSW州最高裁に問題の文書に基づいたさらなる報道の差し止めを求める考えを表明。加えて同紙に対し、入手した機密文書を同社に渡すとともに、ウェブサイトから削除するよう求めているという。
 報道を受け、オーストラリアの国防省は28日までにDCNSに警告文を送り、厳しい情報セキュリティー対策を講じるよう求めたとされる。

最終更新:8月30日(火)8時30分

NNA

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