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関西スーパーマーケットの出来高が急増

ZUU online 8/30(火) 17:10配信

8月22~26日の東京株式市場は一進一退の展開となった。26日にFRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長によるジャクソンホールでの講演が控えていたこともあって、様子見気分が強かった。

26日、イエレン議長は講演で米経済の回復を理由に「この数カ月で、追加利上げの根拠が強まっている」との見解を示した。これを受けて米国市場では株安、ドル高となり円相場は1ドル=101円台後半まで下落している。

■出来高増加上位、小売業などの中小型株が占める

今回は東証1部の「出来高増加率ランキング」上位10社をみていこう。

(1) 関西スーパーマーケット <9919> 9万2920株(26.390倍)
(2) AIG <8685> 60株(13.490倍)
(3) 池上通信機 <6771> 8万8600株(13.126倍)
(4) 東武ストア <8274> 3万8600株(10.440倍)
(5) キャリアリンク <6070> 4万3200株(7.762倍)
(6) ウッドワン <7898> 1万7000株(7.353倍)
(7) 本多通信工業 <6826> 1万0480株(7.109倍)
(8) 大庄 <9979> 3万6220株(6.922倍)
(9) 近鉄百貨店 <8244> 6万0200株(6.894倍)
(10) タキヒヨー <9982> 7万6600株(6.606倍)
※銘柄名、証券コード、5日平均出来高、出来高増加率の順

出来高の急増は、新たな手掛かり材料が出て人気が過熱したり、株価の上昇を受けてまとまった利益確定売りが出た結果であることが多い。また、値動きの良さが好感されて売買注文が増え、企業の業績や戦略とは無関係に膨らむケースも珍しくはない。

今回の出来高増加率の上位10社は中小型株で占められており、特に小売業が目立つ。

■関西スーパーマーケット、値動きの良さが好感され急伸

出来高増加率上位10社の中から、関西スーパーマーケット、池上通信機、近鉄百貨店の3銘柄を取り上げたい。

関西スーパーマーケットは兵庫県に本社を置くスーパー。兵庫、大阪、奈良の3府県で店舗を展開し、今月には兵庫県伊丹市に新本社が完成した。

関西スーパーマーケット株は前週(15~19日)に5日続落したが、22~26日は一転して5日続伸した。値動きの良さが好感されたとみられる。26日には後場から貸借取引の申し込みが停止され、信用取引で売り方が不利になるとの見方が強まった。この結果、前日比300円高の1430円のストップ高で取引を終えた。

関西スーパーマーケットの4~6月期決算は、連結営業収益(売上高に相当)が前年同期比1.7%減、純利益が92.1%減の2800万円。2017年3月期通期純利益予想も前期比35%減の6億円で、業績面では今回の株価上昇を正当化する要素はない。ただし、株価上昇につながる新たな好材料を会社が発表する可能性もあり、注意する必要がありそうだ。

■池上通信機、8K放送機器開発を材料視

池上通信機は放送機器・システムの中堅企業。日本経済新聞は26日朝刊でパナソニック、ソニー、NHKが次世代放送規格の8Kに対応したテレビ技術を共同開発すると1面トップで報じた。

池上通信機はNHKと共同で8Kの放送機器も開発しており、投資家の買いを誘ったようだ。

■近鉄百貨店、純利益予想を上方修正

近鉄百貨店は関西を地盤とする百貨店。近鉄グループホールディングスの子会社で、あべのハルカス近鉄本店が中核店である。

25日大引け後に、同社は2016年8月中間の連結業績予想を修正した。

売上高は前年同期比で減収となる1315億円に下方修正したが、営業利益予想は子会社の利益拡大が貢献し、従来予想を据え置いた。また、純利益については店舗が入居するビルの賃料減額訴訟の和解で、和解金を受け取ることなどから、前年同期の約2倍にあたる8億円へと上方修正した。通期予想は精査中だが、中間決算発表時に見直す可能性があるという。

業績予想修正の発表を受けて、26日は買いが先行して始まった。しかし勢いは続かず、まもなく前日終値を下回る水準まで値を下げている。(ZUU online 編集部)

最終更新:8/30(火) 17:10

ZUU online

チャート

関西スーパーマーケット9919
1383円、前日比-17円 - 12/6(火) 11:28

チャート

AIG8685
7270円、前日比+40円 - 12/6(火) 10:53

チャート

池上通信機6771
150円、前日比+3円 - 12/6(火) 11:19

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