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菅野さん4大会連続審判 リオ・パラ車いすバスケ

福島民報 8/30(火) 9:37配信

 9月7日に開幕するリオデジャネイロ・パラリンピックの車いすバスケットボール競技で、菅野英輔さん(54)=福島県いわき市=が日本人で唯一、審判を務める。アテネ、北京、ロンドンに続き4大会連続の参加となる。「世界での経験を後世に伝え、車いすバスケの普及と発展につなげたい」と意気込んでいる。
 「今大会はコート内の技術だけでなく、コート外の大会運営についても学びたい」。平成32年の東京パラリンピックに向け、リオでは自分が中心になって運営に携わる考えだ。国内で国際公認審判員の資格を持つのは40から50代が中心という事情があり、「次の世代を育成したい。パラリンピックを見て国際大会で審判をしたいと思う若者が増えればうれしい」と自らの役割を口にする。
 菅野さんはいわき市社会福祉施設事業団に所属し、「いわきサン・アビリティーズ(障がい者教養文化体育施設)」で主任兼体育指導員を担っている。5年に日本車椅子バスケットボール連盟公認審判員の資格を取得。さらに「もっとすごいプレーを間近で見たい」との思いから13年に国際公認審判員の資格も取った。
 国際大会の審判が「生きがい」になってきた。「世界の舞台で選手と一緒に最高の試合をつくれる。こんな喜びは他にない」と充実感をにじませる。同時に「東京パラリンピックは多くの国民に生で競技を見てもらえる絶好の機会」と言葉に力を込める。菅野さんは車いすバスケへの熱い思いを胸に、リオの地でホイッスルを手に取る。

福島民報社

最終更新:8/30(火) 9:51

福島民報