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日本が舞台!注目のハリウッドアニメは監督の幼少期が影響

シネマトゥデイ 8月30日(火)23時40分配信

 日本が舞台の注目のアニメ映画『クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス(原題) / Kubo and the Two Strings』について、トラヴィス・ナイト監督が8月17日(現地時間)にニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

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 父親を亡くし、病気がちの母親と暮らす心優しい少年クボ(アート・パーキンソン)は、人々に折り紙の舞を披露しながら物語を聞かせるというつつましい生活を送っていたある日、敵討ちを願う祖先の霊を呼び起こしてしまい、悪の双子姉妹(ルーニー・マーラ)に追われる。そこでクボは戦いの旅路に出て、道中で猿(シャーリーズ・セロン)とカブトムシ(マシュー・マコノヒー)と出会い、彼らと共に宿敵ムーン・キング(レイフ・ファインズ)と対決する。ライカ・エンターテインメントのCEO、トラヴィスの監督デビュー作。

 ライカについてトラヴィスは「スタジオはオレゴン州ポートランドに10年前に設立され、そのほとんどはストップモーションのアニメーターだった。実際には1990年代にコンピューターが、ストップアニメーションやセルアニメーションを引き継ぎ、コンピューターを通した方がすべてうまくできるようになった。これまでのストップモーションでは、映画創成期にジョルジュ・メリエスが『月世界旅行』を描き、ウィリス・H・オブライエンが『キング・コング』を手掛け、さらにレイ・ハリーハウゼンが怪物を作り上げたが、ストップモーションは生命維持装置をつけられた状態にあった。そのため、このストップモーションという媒体を存続させるならば、新たな世代を築く必要があった。それがライカの原点だ」と明かした。

 また、本作のストーリー構成について「オリジナルのアイデアは、キャラクターデザイナーのシャノン・ティンドルから生まれた。その構成が、母が僕を妊娠中に『指輪物語』を読んでいた話を後に聞かせてくれたことや、ファンタジー好きだった子供の頃の思い出をよみがえらせてくれた。そして僕は8歳のときに父に日本に連れて行かれ、これまでとは全く異なった体験をした。それが長きにわたって日本文化を愛するきっかけとなった」と振り返った。

 さらに、アートの出演経緯については「主役に正しい配役をしなければ、致命的だ。さらに、声だけで深い感情を表現できる若手俳優をキャストするのも困難だった。実際に世界中の英語圏を探し回って、アイルランドの小さな町でアートを発掘した」と答えた。アートは製作の終盤で声変わりしてしまい、大変だったそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

最終更新:8月30日(火)23時40分

シネマトゥデイ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。