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アンスリウム初出荷 川俣町と近畿大、ポリエステルの媒地で栽培

福島民報 8/30(火) 11:34配信

 福島県川俣町と近畿大(大阪府東大阪市)がポリエステルの媒地を使い共同で試験栽培してきたアンスリウムの花が31日、初めて出荷される。29日に町内小島地区で出荷式を行い、関係者が地域の農業振興の足掛かりとなるよう願った。
 出荷する花は赤、白、パステルカラーの3色。計100本(10箱)を花卉(かき)流通で国内最大手の太田花き(東京)に出荷する。近畿大関係者らは今月上旬、太田花きの担当者と商談し、市場平均を上回る一本200円前後の値が付いた。
 週に一回、60~100本を出荷し、市場での評価を確実にする。今年度中に設立予定の農家による生産組合が栽培、出荷を引き継ぐ。生産組合への加盟は平成26年から試験栽培の管理を担当してきた小島地区の高橋佑吉さん(67)のほか、東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域となっている山木屋地区の農家が興味を示している。
 出荷式では古川道郎町長が「町の新しい農業の先導的役割を果たしてほしい」と期待し、近畿大の伊藤哲夫東日本大震災復興支援室長が「歓迎、祝福の花として東京五輪での採用を目指す」とあいさつした。高橋さんと妻恵子さん(74)らが収穫し、一本ずつ磨いてから箱詰めした。

福島民報社

最終更新:8/30(火) 11:37

福島民報