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アイリスオーヤマがシーン別避難セット 自宅生活、車中泊など4種類 /宮城

みんなの経済新聞ネットワーク 8月30日(火)23時12分配信

 生活用品製造・卸業のアイリスオーヤマ(仙台市青葉区五橋2)は8月19日、災害発生時における多様な避難生活のニーズに対応する「シーン別避難セット」4商品を発売した。(仙台経済新聞)

避難所での快適性を高める商品を充実させた「避難所生活用」セット

 「地震調査委員会の発表によると、30年以内に震度6弱以上の地震が高い確率で発生するといわれている地域は全国に13都市あり、該当地域の人口は推定4500万人に上る」と同社担当者。「しかし防災用品の市場規模は震災発生後の需要の増大に依存する傾向があり、2015年度の市場規模は東日本大震災が発生した2011年の約半分となっている」と説明する。

 東日本大震災発生時は都心部を中心に多くの帰宅困難者が発生し、熊本地震では車中泊に起因するエコノミークラス症候群が問題となるなど、災害発生時に起こる問題も多様化している。一方で従来の避難セットは避難所での使用を想定したものが多く、「多様な避難生活に適応できていないのが現状」だという。

 そうした状況を踏まえて開発した同セットは、在宅避難を想定した「自宅生活用」(7,980円)、プライバシーの確保と快適性を重視した「車中泊用」、帰宅困難者が会社内で寝泊まりできる「帰宅困難時宿泊用」(以上8,980円)、避難所での快適性を高める「避難所生活用」(9,800円)の4種類。

 「避難者が避難場所でより快適に過ごし、日常に近い環境で生活できることを目指している。東日本大震災での被災経験を基に就寝関連商品も充実させた」と同担当者。避難所など日常と異なる環境では安眠できないという声を受け、掛け布団をアルミシートではなくブランケットにし、エア枕やエアベッドなどを組み入れ、利用者が安眠できるよう配慮を施した。

 シリーズ全体で初年度2万台の販売を目指す同社。「当社は今後起こり得る大規模災害を想定し、東日本大震災の被災企業として地震や土砂災害など、さまざまな被害に対応できる防災、減災商品の拡充を図っていく」という。

 全国のホームセンター、同社通販サイトなどで取り扱う。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:8月30日(火)23時12分

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