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ダル、真っすぐ!真っすぐ!…岩隈と投げ合い術後最多110球で5勝目

スポーツ報知 8月31日(水)6時7分配信

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が29日(日本時間30日)、マリナーズの岩隈久志投手(35)とメジャー3度目の先発対決に臨み、6回2/3を6安打3失点、9奪三振で5勝目(3敗)を挙げた。岩隈は3回を6安打5失点で10敗目(14勝)。

 ダルビッシュが力で圧倒した。最速98マイル(約157キロ)と直球の球威は抜群。70マイル(約113キロ)前後のカーブとのコンビで緩急を巧みに操り、マ軍打線を手玉に取り、5勝目を挙げた。

 4回に1失点、7回の降板時に2人残した走者を救援投手がかえして3失点となったが、8戦連続となるクオリティースタート(6回以上自責3以内)を達成。自身の持つ球団記録の9試合連続に王手をかけた。「直球の制球が不安定だったんですけど、その中で何とか粘れて試合も作れたと思います」と納得。メジャー3度目となる岩隈との投げ合いも制し、対戦成績を2勝1敗とした。チームと自らの連勝を3に伸ばした。

 昨年3月に右肘じん帯再建術を受けた際、1年以上かけた肉体改造によって筋肉で体重が6キロ増え、体は一回り大きくなった。この日、術後最多の110球を投げた中で83球が直球、ツーシーム、カットボールの速球系。「今の真っすぐなら(相手が)誰でも押せる」。苦しいリハビリを乗り越え、空振りを奪える速球とともにカムバックした。

 150キロを超える球速を誇りながら自らを「変化球投手」と称してスライダーを決め球にしていた手術前の姿は過去の話。「正直、(直球の質は)変わるだろうと信じてはいましたけど、ここまで急激に変わるとはもちろん思ってなかった」と素直に驚きを明かした。チームメートと切磋琢磨(せっさたくま)する日々も、完全復活への歩みを早める。「僕が勝手に、その1週間で一番イニングを投げられない(先発)投手は何も言っちゃダメというルールを作ったので」。チームは2位アストロズに8・5ゲーム差をつけ、ア西地区首位を独走。昨年は見ているだけだった地区優勝だが、今季は快進撃の原動力となっている。(西村 茂展)

最終更新:9月27日(火)16時59分

スポーツ報知

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