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厚労省の「医療通訳拠点病院」 木沢記念病院を認定

岐阜新聞Web 8月30日(火)9時22分配信

 岐阜県美濃加茂市古井町下古井の木沢記念病院が、厚生労働省の「医療通訳拠点病院」に認定された。医療機関を受診する外国人の増加に対応するため、医療の専門知識を備えた外国語の通訳を置く体制を整えた全国の24病院が認められたもの。6カ国語に対応する同病院は、県内では唯一の認定だ。
 病院がある美濃加茂市は、人口の約8%が外国人登録者。同病院の外国人患者は年間600人を超える。そんな状況に対応するため、病院を運営する社会医療法人厚生会の山田實紘理事長が医療通訳を積極的に導入してきた。
 ブラジル人患者が多いため20年ほど前にポルトガル語の医療通訳を採用。その後、英語、中国語、韓国語、スペイン語、タガログ語ができる人材を順次登用し、現在は5カ国出身の7人が6カ国語に対応している。
 7人中3人は看護師兼任だが、4人は医療分野の通訳経験がなかったため、採用後の研修で専門用語をマスターした。現在は、受け付けや診察時などに同席して患者の症状を聞き、医師に伝える。
 山田理事長は「ボーダーレスの時代。外国人患者の言語不安を取り除くことは医療の使命だ」と強調。院内の英会話教室で医師の語学力向上も進めている。英語の通訳を兼務する伊佐治哲也看護師長は「文化の違いで難しいこともあるが、国際化に対応する」と話した。

岐阜新聞社

最終更新:8月30日(火)11時1分

岐阜新聞Web