ここから本文です

習い事として人気があるスイミング! 子どものこんな「痛み」に注意しよう

ベネッセ 教育情報サイト 8/30(火) 10:00配信

習い事として人気があるスイミング。ほかと比べて打撲などの外傷が少なく、安心して続けられるスポーツです。しかし、関節の痛みなど、スイミングにつきもののスポーツ障害もあります。今回は、2000(平成12)年のシドニーから、オリンピック日本水泳チームのドクターをされている金岡恒治先生に、スイミングにおける子どものスポーツ障害について伺いました。

小学生は肩、中高生は腰の故障が目立ちます

子どもの発達段階別に、どのような故障があるかを見てみましょう。
まず、小学生に目立つのが「肩」の痛みです。肩の痛みは、骨と骨、骨と靭帯(じんたい)が擦れ合うことで炎症が起きて痛みがあらわれる「インピンジメント症候群」を起こしやすく、「水泳肩」という呼び名があるほどです。

中学生以降になると、「腰」の痛みを訴えることが多くなります。腰痛は、椎間(ついかん)関節と椎間板の痛みに大別されます。
1つ目の椎間関節の障害は、腰を後ろや斜め後ろに反らせようとすると痛みが出ます。この痛みをがまんして腰に負荷をかけ続けると、疲労骨折を起こしてしまいます。
2つ目の椎間板による腰痛は、脊柱(せきちゅう)のクッションの役割をしている椎間板内の水分量が減少することで痛みを感じやすくなり、進むと椎間板ヘルニアになります。
ほかにも、平泳ぎの選手は膝(ひざ)に痛みを抱えることがあります。

整形外科を受診する目安は、1~2週間続く痛み

肩はもちろんのこと、特に腰の痛みは、早期発見・早期治療が大切です。
しかし、子どもは痛みを訴えなかったり、痛みを痛みとして感知できていなかったりすることがあります。そこで保護者は、ときどき「どこか痛くない?」と聞くようにしてください。
関節の痛みのほとんどは、練習中ではなく、練習が終わったあとに起きます。練習後、お子さんの関節の痛みが1~2週間連続して続くようなら、整形外科を受診しましょう。子どもの関節の痛みは、早期発見ができれば、さほど心配する必要はありません。しかし、素人判断は禁物です。専門医による正しい診断と適切な治療を受けましょう。

1/2ページ

最終更新:8/30(火) 10:00

ベネッセ 教育情報サイト