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自民会派分裂、異例事態の県議会 福井、運営巡り執行部と対立背景か

福井新聞ONLINE 8/30(火) 8:37配信

 福井県議会最大会派の自民党県政会が29日分裂し、脱会した20人が新たな最大会派となる「県会自民党」を結成した。会長には斉藤新緑氏が就いた。自民党県政会には山岸猛夫会長、笹岡一彦幹事長ら執行部メンバーを中心に6人が残り、自民会派が二つに分かれる異例の事態となった。会派の運営方法を巡る執行部との対立が背景にあったとみられる。県議会の自民会派は2008年9月に一本化したが、再び分裂する形になった。

 県会自民党を結成したのは8期2人、6期1人、5期1人、4期4人、3期5人、2期3人、1期4人の計20人。

 同日午前11時半ごろ、福井市内のホテルで執行部体制を協議し、斉藤会長のほか幹事長に田村康夫氏、政調会長には田中宏典氏が就くことを決め、午後に議会事務局へ会派届を提出した。斉藤会長は、新会派を結成した理由を「風通しを良くするため、新しい気持ちで仕切り直しをしたい」と説明。その上で「グローバル化の波に国がのみ込まれようとする中、大局的な情勢分析を踏まえた地方創生政策が必要。分厚く寛容で、強力な政策集団として議会主導で県民提案型の議論を進めていく」と述べた。

 これに対し、自民党県政会の山岸会長は「どういう理由で会派を立ち上げたかを聞かせてもらわない限りはコメントのしようがない。会派は政策集団でなければならず、県民にもきちっと説明されないのはおかしい」と話している。

 自民会派はこれまでも分裂と合流を繰り返し、近年では07年5月に県議会自民党と自民党新政会に分かれ、同年12月にさらに保守系の一志会ができた。08年9月に自民2会派と一志会の1人が合流し自民党県政会に一本化された。

 県議会の議員数は36人(1人欠員)。今回の会派再編に伴い▽県会自民党(20人)▽自民党県政会(6人)▽民進・みらい(5人)▽共産党(1人)▽青藍会(1人)▽公明党(1人)▽希望ふくい(1人)▽無所属(1人)―となった。県会自民党と自民党県政会、民進・みらいの3会派が代表質問できる。

 自民系会派名簿

 【県会自民党(20人)】▽8期 山本文雄、山本芳男▽6期 石川与三吉▽5期 斉藤新緑▽4期 松井拓夫、松田泰典、田村康夫、仲倉典克▽3期 大久保衞、畑孝幸、鈴木宏紀、大森哲男、田中宏典▽2期 小寺惣吉、島田欽一、宮本俊▽1期 小堀友廣、力野豊、長田光広、清水智信

 【自民党県政会(6人)】▽8期 関孝治▽5期 山岸猛夫、中川平一、田中敏幸▽4期 笹岡一彦▽2期 中井玲子

福井新聞社

最終更新:9/14(水) 21:10

福井新聞ONLINE

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