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潜伏キリシタン関連遺産に

長崎新聞 8月30日(火)8時49分配信

 2018年の世界文化遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎県、熊本県の12資産)について、県と関係自治体が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と名称変更する方向で最終調整に入ったことが29日、分かった。

 県と熊本県、構成資産を持つ6市2町は来月1日に「世界遺産登録推進会議」を開催。各自治体の首長の意見を聞いた上で新しい名称を決定する見通し。

 教会群をめぐっては、世界遺産登録を事前審査する国際記念物遺跡会議(イコモス)が1月下旬に政府に示した中間報告で、キリスト教の信仰が禁じられた時期に焦点を当てて再推薦するよう提案した。県は世界遺産としての価値を、仏教や神道を装いながらひそかに信仰を継続する過程で育まれた「潜伏キリシタンの文化的伝統」に転換。文化審議会は先月、再推薦を了承した。

 県とアドバイザー契約を結んだイコモスは「潜伏キリシタン」などの文言を使い、世界遺産としての価値を端的に表す名称に変更するよう指摘。県は有識者でつくる長崎世界遺産学術委員会のメンバーから意見を聞き、新たな名称を検討していた。

長崎新聞社

最終更新:8月30日(火)8時49分

長崎新聞