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荷物を地下鉄で輸送? 東京メトロと東武、物流3社が実証実験

乗りものニュース 8月30日(火)6時0分配信

実証実験は2パターン

 東京メトロと東武鉄道、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸は2016年8月29日(月)、東京メトロ有楽町線と東武東上本線において、既存の鉄道施設を活用した物流実証実験を共同で行うと発表しました。

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 期間は今年9月から10月まで。実験は物流に関する交通渋滞、CO2排出量の削減、トラック運転手の不足など社会的課題の解決策として想定されている、旅客鉄道の輸送力を活用した貨物輸送に関するものです。各作業工程における所要時間と人員数、安全性確保のための人員配置、作業効率性や安全性に資する機器、施設と設備などの必要性と規模、旅客輸送への影響などが把握され、実験終了後はトラック輸送から鉄道輸送への転換(モーダルシフト)の実現可能性が検証されます。

 実験パターンとしては「拠点間輸送」と「拠点~駅間輸送」の2通りが実施されます。一般客が利用できない専用ダイヤを設定し、9月から10月までの2か月間に計10回の実験が行われます。実施日は9月9日(金)、10日(土)、16日(金)、17日(土)、30日(金)、10月1日(土)、7日(金)、8日(土)、14日(金)、15日(土)です。

「拠点間輸送」は5社で実施。物流各社がトラックで模擬荷物を新木場車両基地に搬入し、東京メトロ10000系電車の1両に荷物を積載します。有楽町線と東上本線で専用列車を運行し、和光車両基地または森林公園研修区に到着した列車から荷物を降ろし、トラックで物流拠点に搬出します。

「拠点~駅間輸送」は東京メトロとヤマト運輸、佐川急便で実施。有楽町線の新富町、銀座一丁目、有楽町駅それぞれで、専用列車から台車1台分程度の荷物を降ろし、駅構内を経由して地上まで搬送します。

旅客列車で荷物輸送は実はめずらしくない?

 旅客列車で荷物を運ぶ取り組みは、かつて昭和時代は全国的に見られました。荷物車や郵便車を連結したり、客室の一部をアコーディオンカーテンなどで仕切ったりして、小荷物や郵便物、新聞、農作物などが輸送されていました。

 近年では、2010(平成22)年まで両国駅(東京都墨田区)からJR内房線、外房線へ新聞輸送列車が運行されていたほか、2013年までは京成電鉄の一部列車に行商専用車両が設定されていました。

 このような輸送は完全になくなっているわけではなく、現在も、たとえば新聞輸送は車両の一部を使用する形で複数の線区で行われているほか、行商人専用の列車も近鉄の宇治山田~大阪上本町間で「鮮魚列車」として運行されています。

 近年では鉄道会社と物流会社が提携するケースも出始めており、京福電気鉄道とヤマト運輸が京都市内で実施しているほか、北越急行と佐川急便もほくほく線において「貨客混載」事業に取り組むと発表しています。

乗りものニュース編集部

最終更新:8月30日(火)8時7分

乗りものニュース

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