ここから本文です

唐津城大手門の遺構を確認、江戸期礎石、発見

佐賀新聞 8月30日(火)9時59分配信

 唐津市教育委員会は29日、唐津城の本丸大手門の遺構を初めて確認したと発表した。現代の模擬櫓門(やぐらもん)の礎石の間から江戸時代の礎石などを見つけた。具体的な櫓門の状況が明らかになり、江戸時代の唐津城の姿を把握する上で重要な発見としている。

 本丸大手門は城跡の中段広場(二ノ曲輪(くるわ))から本丸へ上がる階段状の通路にある。本丸につながる最後の門で、通路両側の石垣(櫓台)の上に櫓を通し、1966(昭和41)年に模擬櫓門が建てられていた。

 見つかった門礎石(110センチ×60センチ)は1個で厚みは30センチ。花こう岩で上面が平らになっている。両側の石垣に沿って3個ずつ計6個据えられていたとみられるが、現代の門礎石と配置が重なるなどして、5個は除去されたと考えられる。このほか、東西両側の櫓台も検出し、江戸中期の絵図に描かれている櫓門による大手門遺構とした。

 想定される大手門の大きさは南北6・1メートル、東西18・8メートルとされる。模擬櫓門は平面で逆L字型になっていたが、東側の櫓台の平面形状は定かでない。市教委は「具体的な門の範囲など現在と少し違う。今回の成果も踏まえ、どんな形で残していくか、今後検討していく」と語る。

 市教委は9月4日午前11時と午後2時からの2回、一般向けの現地説明会を開く。問い合わせは市教委生涯学習文化財課、電話0955(72)9171へ。

最終更新:8月30日(火)9時59分

佐賀新聞