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「宇宙に国境はない」モスクワ宇宙飛行士通り」

SENSORS 8月30日(火)17時0分配信

宇宙を身近に感じることができる公園がモスクワ市内にあるのはご存知だろうか?そこはロケット・ソユーズ号の開発で世界をリードした旧ソ連の航空宇宙技術の紹介と展示がされている“Space Museum“、宇宙飛行士通りだ。 また、ロケットの屋外展示がモスクワ市ВДНХ(VDNKh ヴェー・デー・ハー)駅や大公園、全ロシア情覧センター内にあるので訪ねてみた。

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“本物のロケットが屋外展示してある場所があるんだぞ“、 そうロシア人のエンジニアに教えて頂き、モスクワ地下鉄グレーラインのВДНХ(VDNHh・ヴェーデーハー)駅側にある大公園を目指した。生のロケット、しかも旧ソ連時代のロケットも見られるなんてなかなかない機会だととてもワクワクしながら。

大公園内には全ロシア博覧センターをはじめ多くの博物館やパビリオンがある。その中でも一番手前にあるのが“Space Museum“だ。駅から降りると先端のロケットが特徴Space MuseumのMonument to Conquerors of Space “ロケットの塔“が目の前に見える。

駅を背にまず“宇宙飛行士通り“へと向かった。そこはロシアの航空宇宙の歴史を感じられる場所だ。

通りの中央には惑星の円盤があり、太陽・水星・金星・地球・・・土星など太陽系の惑星が順番に並んでいた。その周囲を見ると今度は人物の銅像がある。 それはロケット開発者セルゲイ・コリョリョフとコンスタンチン・ツィオルコフスキーの銅像である。
1950年代にスプートニク1号で世界初のロケット飛行を成功させ、その後、スプートニク2号でライカ犬生命維持システムを搭載し、宇宙空間からの生物の生還実験をした歴史的人物である。人類初の宇宙空間への有人飛行へと繋げた二人の実績は人類にとって宝物である。

ロケットの父とも呼ばれるコリョリョフは第二次世界大戦中、強制収容所に7年間入れられていたのをご存知だろうか? しかし、彼は決して宇宙への夢を諦めることをしなかった。
“ロケットは飛ぶんだ“、と収容所の中でも頭の片隅から設計図を忘れず、絶望の中でも決して夢を諦めず希望を持ち続けたからこそ実現したソユーズ号。
過去の悲しいストーリーの中でも作り上げられたロケットと、そのロケットを創造した人々の情熱を感じられる素晴らしい空間であった。

そして、1960年代に有人飛行で旧ソ連初大気圏突破し宇宙空間へ人類で初めて飛行した宇宙飛行士4名の銅像が飾ってあった。
ユーリー・ガガーリン、ワレンチナ・テレシコーワ、ゲルマン・チトフ、ヴァレリー・ブィコフスキー、銅像からもこの4名の偉大さが光り輝いて感じる。 テレシコーワの「Я Чайка(ヤー・チャイカ 日本語訳:私はカモメ)」は当時日本でも流行語になったくらいだ。

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最終更新:8月30日(火)17時0分

SENSORS