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ICT活用ビジネス創造拠点、伊万里に開設

佐賀新聞 8月30日(火)10時43分配信

 伊万里市伊万里町の「伊萬里まちなか一番館」に9月、ICT(情報通信技術)を活用したビジネス創造拠点「PORTO 3316」が誕生する。異業種の人たちがオフィス空間を共有する「コワーキングスペース」で、会員登録すれば来年8月までの1年間は無料で利用できる。

 PORTO(ポルト)は港、3316はまちなか一番館の緯度(北緯33度16分)を意味する。かつて伊万里津から古伊万里が世界に輸出されたように、これまでになかったビジネスの形を世界に発信しようと、市や商工会議所、民間団体などで構成する「伊万里まちなか活性化運営協議会」が整備した。

 国の地方創生加速化交付金を活用し、イベントスペースだった2階(約450平方メートル)をリノベーション。会議室やセミナー室、撮影スタジオ、テレビ会議システムなどを備えている。

 仕掛け人は伊万里市出身で、研修・セミナーやコンサルティング、コンテンツ開発などを手掛けるナレッジネットワークの森戸裕一社長(福岡市在住)。「従来の伊万里のイメージをがらりと変え、将来的な定住や移住促進につながるビジネス拠点にしたい」と話す。

 利用者はここでいろんな人と交流する中で、新たなビジネスを模索し、利用者同士でプロジェクトを立ち上げることも想定する。既に小型無人機「ドローン」を農業や観光などに結びつけるビジネスや、伊万里で撮影した写真のフリー素材配信、ホームページ制作の支援といったプロジェクトが事前進行している。

 森戸社長はサイバー大学(福岡市)の専任教授も務めており、eラーニングによる人材育成にも力を入れる方針。高校生もここで学べるシステムを検討するという。

 会員は本年度100人以上を目標としている。問い合わせは伊萬里まちなか一番館、電話0955(25)9802。

最終更新:8月30日(火)10時43分

佐賀新聞