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<アウガ問題>青森市長に辞職要求 市議会議長ら

デーリー東北新聞社 8月30日(火)12時26分配信

 青森市の加賀谷久輝副市長が29日に辞職し、2人の副市長が不在になった事態の責任を問い、青森市議会の大矢保議長らは同日、鹿内博市長に市議会定例会中(29日~9月28日)に辞職するよう申し入れた。市議会の一部会派には、鹿内市長に対する辞職勧告決議案を提出する動きもあり、同日開会した定例会は一層混乱を極めそうだ。

 鹿内市長に辞職を迫ったのは、大矢議長と竹山美虎副議長のほか、最大会派・自民清風会の渋谷勲会長ら計5人。

 申し入れで自民党会派の中田靖人会長は、アウガの支援条例案を巡って地権者が市側に反発を強めていることを挙げ、「市長が辞めない限り、アウガ問題の前進はない」と指摘。これに対し鹿内市長は、「アウガを破産させないため、引き続き地権者と交渉していきたい」と理解を求めた。

 鹿内市長は報道陣の取材に「申し入れを真摯(しんし)に受け止め、(辞職を)検討したい」と述べた。

 一方で、辞職時期について鹿内市長は、「基本的には(アウガ再生に向けた)最終案の提出と関連議案の議決後ということ」とし、従来の方針を変えない考えを示した。

 市側は、地権者や債権者の合意を前提に最終案をまとめる考えだが、地権者らは会社整理や債権放棄に反対しており、今のところ合意は困難。

 このため公共化によるアウガ再生の見通しは立たず、市長の辞職や市長選の時期は不透明だ。

デーリー東北新聞社

最終更新:8月30日(火)12時26分

デーリー東北新聞社